内容説明
ミスをなくす一番の方法は、「メタ認知力」を活用すること。つまり、自分を熟知し、コントロールできれば、ミスを防げるのである。本書では、メタ認知力を鍛え、実践するための方法を心理学の知識から解説する。「日記をつける」「現場を一時離れる」「異質な意見を聞く」「注意の配分は7:3」など、アドバイスは具体的かつ簡単。この1冊で、あなたのミスは確実に減る。
目次
第1章 ミスを生むのは、「過信」と「わずかな手抜き」にあり!―「大丈夫だろう」と思ったときから、ミスは始まる(「まあいいか」が「ドジな失敗」を呼ぶ;ミスの種は自分のまわりにもある;ミスが起こるのは、こんなとき!;そもそも「ミス」って何?)
第2章 ミスを未然に防ぐ「5つの習慣」―「気をつけよう」だけでは、ミスは防げない!(ミスを分類してみる;「メタ認知力」を鍛える;1日1回、自分を振り返る時間を作る;「もうひとりの自分」を常に意識する;「ミスに強い環境」作りを心がける)
第3章 こうすれば「失敗ストレス」に強くなる!―「しくじった!」が多い人ほど伸びる(したほうがよいミス、してはいけないミス;ミスの「5つの効用」を知っておこう;失敗をとことん味わってみる)
第4章 失敗を成功に転化する「16のヒント」―「あのミスさえなければ…」からは何も生まれない(失敗に強くなりたい人への「6つのヒント」;ミスから学ぶための「5つのヒント」;ミスを活かすための「5つのヒント」)
第5章 生き方上手な人が実践する、ミスとの付き合い方―ミスは避けるのではなく、受け入れるのが吉(日本人はなぜミスを嫌うのか;リスク教育でミスに強く!;ミスはオープンにするほど、プラスに転じやすくなる;「人のミスにはやさしく」をスローガンに)
著者等紹介
海保博之[カイホヒロユキ]
1942年、千葉県生まれ。東京教育大学(現・筑波大学)教育学部心理学科卒業。同大学院博士課程中退。徳島大学教育学部助教授を経て、筑波大学心理学系教授。教育学博士。専門は認知心理学
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