成美文庫<br> 地図から消えた古代文明の謎―誌上発掘調査

成美文庫
地図から消えた古代文明の謎―誌上発掘調査

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  • サイズ 文庫判/ページ数 253p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784415068886
  • NDC分類 202.5
  • Cコード C0120

内容説明

エジプトの「スフィンクス」、幻の古代民族「スキタイ人」、精霊伝説が残る「カルナック列石」…、世界各地には、いまだ全貌が明らかになっていない古代遺跡・文明が数多く残されている。これら「失われた遺跡・文明の謎」に、斯界の第一人者・吉村教授が鋭く迫る。ミステリアスで、そしてロマンあふれる古代ワールドへ、いざタイムトラベル。

目次

1章 アフリカ編(たんなるモニュメントではなかった「スフィンクス」の新発見;古代エジプトの墳墓で世界最古の象形文字が発見された!? ほか)
2章 中央・西アジア編(果てなき洪水との戦いが原因だった?「インダス文明」の崩壊;「バーミヤンの2大仏」の謎の製作者と破壊者 ほか)
3章 東・南アジア、オセアニア編(「ボロブドゥール」遺跡に見られる宇宙観とはどんなもの?;2200以上もの仏教建築物で埋め尽くされている「パガン遺跡」 ほか)
4章 ヨーロッパ編(小プリニウスが手紙に書いた「ポンペイ最後の日」の様子;火山の噴火?新興勢力の拡大?いまだに謎に満ちた「ミノア文明」の衰退 ほか)
5章 南・北アメリカ編(幻の黄金郷「エル=ドラード」で、全身に金粉を塗り湖に飛び込む儀式があった?;マヤ史観に革命をもたらす大発見?「エル=ミラドール」 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェルナーの日記

37
エジプト考古学の権威である吉村教授による古代文明を紹介したガイド本。各地位別に数多くの消えた古代文明を取り上げているが、いすれも大分が解明されておらず、今後の発掘研究を待つばかりの状況。圧倒的に考古学者の数が少なく、また、政治的(得てして発掘現場は、紛争地域が多い)状況もあって、手がつけられていないのが非常に遺憾である。場合によっては、宗教的理由から破壊されてしまう遺物もあり、速やかなる保全が必要と感じる。あと蛇足だが、日本の遺跡に触れていないのが、残念なところか。2015/10/16

naoto

1
初歩的な内容で読みやすかったですね。ほぼ全世界を網羅している感じで、これを基に掘り下げて勉強したい、と思わせますね。コラムに出てた「環境考古学」が面白そう。気候は歴史を動かす要因だと思うんだけど、結構気候要因って語られてない感じがするんですよね。「気候歴史学」みたいなのがあれば読んでみたいな。2016/08/13

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