自殺者のこころ―そして生きのびる道

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784414803112
  • NDC分類 145.7
  • Cコード C1011

内容説明

本書は、自殺未遂者たちの自殺にいたる心の過程の手記を軸とし、精神的苦痛とその対処策を詳述した。自殺防止を考える人の必読の書です。

目次

1 人生の暗き面(人はなぜ、自殺するか;愛されたいという欲求―アリエル・ウイルソンさんの場合)
2 自殺の心理(手がかりと狭窄―間接自殺と早められた死;先制攻撃を仕掛けたい欲求―ベアトリーチェ・ベスンさんの場合)
3 死の諸相(自殺者の生育歴;所属欲求―カストロ・ライズさんの場合)
4 生きつづける(自殺に共通して見られるもの;個性にあった治療を考える;まとめ)

著者等紹介

シュナイドマン,エドウィン[Shneidman,Edwin S.]
ロスアンジェルス自殺予防センターの共同創立者であり、米国自殺学会の創立者。国立精神衛生研究所(ベセスダ)自殺予防センター所長を経て、現在、カリフォルニア大学(UCLA)医学部名誉教授。専門は死の学問(Thanatology)。また、1973年度米国出版賞(科学部門)にノミネートされた『死にゆく時―そして残されるもの』(誠信書房、1980年刊)や『死の声』(誠信書房、1983年刊)、『自殺とは何か』(誠信書房、1993年刊)の著書がある

白井徳満[シライトクミツ]
1940年北海道に生まれる。1965年北海道大学医学部卒業。1991年6月~1995年3月東京都立豊島病院小児科部長。現在東京都立成東児童保健院長。共訳書にシュナイドマン『死にゆく時』1980、シュナイドマン『死の声』1983、シュナイドマン『自殺とは何か』1993、リーツ『ダウン症のサラ』1996、チョイス・イン・ダイング他『望ましい死』1998、以上、誠信書房

白井幸子[シライサチコ]
1963年青山学院大学文学部英文科卒業。1965年アントヴァ・ニュートン神学校卒業。1970年エール大学神学部卒業。1970~71年ヴァージニア州立大学病院付牧師(チャップレン)。1973~76年東京いのちの電話主事。1976~99年国立療養所多麿全生園カウンセラー。現在ルーテル学院大学文学部教授。著書に『死と闘う人々に学ぶ』(共著)1981、『看護にいかす交流分析』1983、『看護にいかすカウンセリング』1987、『医療の現場におけるこんな時のカウンセリング』1993、以上、医学書院。共訳書にシュナイドマン『死にゆく時』1980、シュナイドマン『死の声』1983、シュナイドマン『自殺とは何か』1993、リーツ『ダウン症のサラ』1996、チョイス・イン・ダイング他『望ましい死』1998、以上、誠信書房
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感想・レビュー

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はらだともこ

0
自殺者は、解決しようとして、意識の流れを止めたくて、耐えられない精神的苦痛があったため、満たされない精神的欲求があった為、希望も助けもないという感情を抱き、死にたいと生きたいという2つの感情の間で揺れ動き、自殺しか選択肢はないという視野狭窄に陥っていて、逃亡ないしは脱出行動であり、なんらかの形で意図を伝え、これまでの生き方を持続した結果、、、自殺に至る。…第7章の10項目を強引にまとめました。2010/11/14

nvwr

0
Q1. 視野狭窄というけど、選択肢として自殺が浮かばない人は何か? Q2. 自殺のサインを全く示さず死んでしまう人は? A. 自殺指向のない人もいるし、誰にも救うことができない人もいる。2023/06/14

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