出版社内容情報
近年劇的に軽症化した分裂病とうつ病。クリアな型をもたなくなり、病理の核心に空虚感を伴ううつ病の核心に迫る。
内容説明
抑うつの迷路のなかにも確実に道標となるものがあります。双極性の病理に対しては機敏でしなやかな感性が必要です。折にふれて深層からの呼びかけに耳を澄ましましょう。
目次
うつ病の理解を深めるための三講
第1部 臨床場面におけるうつ病の心理(精神療法の原則;うつ病の回復過程論)
第2部 双極性障害をめぐって(双極性2型障害の臨床;双極性障害の心性)
第3部 うつ病のメタサイコロジー(うつ病の精神療法可能性について;うつ病の深層―若年事例の病理を理解するために)
著者等紹介
内海健[ウツミタケシ]
1955年東京都生まれ。1979年東京大学医学部卒業。1995年帝京大学医学部精神神経科学教室。現在、同大学准教授(専攻は精神病理学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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