内容説明
大人になったacは自らの家族の歴史を封印し、うわべは健全そのものの「良い家庭」を作り上げた。しかし、無条件の愛情や率直な愛情表現は、そこにはない。そしてまた、もう一つの共依存世代=次世代acを育ててしまうのだ。acと次世代acの治療の長年たずさわってきた著者が、その特徴、治療の選択肢とセルフヘルプ、そして回復のプロセスを示し、家族のパターンを変える方法を提示する。
目次
第1章 共依存―複数の世代を見渡して
第2章 次世代ACとはどんな人たちか
第3章 次世代ACとその家族に共通する特質
第4章 共依存家庭と物質依存家庭に見られる微妙な虐待
第5章 ACと次世代ACのための治療の選択肢とセルフヘルプ
第6章 回復のプロセス
第7章 家族のパターンを変える
著者等紹介
スミス,アン・W.[スミス,アンW.][Smith,Ann W.]
理学修士。夫婦・家族セラピスト、カウンセラー。1974年から、専門家としてキャロン財団で個人・家族の援助にたずさわる。1984年に全米初のアダルト・チルドレン治療プログラムを作成し、利用者は8年間で14,000人にのぼった。1991年、ペンシルヴェニア州にて開業。また、メリーランド州で5日間の滞在型ワークショップを開始。現在は他の熟練セラピストとともに個人、カップル、家族、グループセラピーを行なうほか、米国各地で専門家や一般人を対象にさまざまな講演活動を展開している
斎藤学[サイトウサトル]
1941年東京都生まれ。1967年慶応義塾大学医学部卒業。同大学医学部助手(精神神経科学教室)、WHO研修生(薬物依存関連問題)、フランス政府給費留学生、国立療養所久里浜病院医長、東京都精神医学総合研究所研究員を経て、家族機能研究所所長、『アディクションと家族』誌編集主幹、JUST(日本トラウマ・サバイバーズ連合)顧問、医学博士
和歌山友子[ワカヤマトモコ]
1976年武蔵野美術大学産業デザイン学科卒業。現職、翻訳・文筆業
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感想・レビュー
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