内容説明
本書では、不安・うつ・過食などに効果がある治療モデルをもとにして、ボーダーライン・パーソナリティ障害に対する短期的介入を概観し、解説していきます。そのなかでは、クライエントが直面するであろうさまざまな問題領域、その問題を克服するためのスキルの内容、ならびにそのスキルを身につける方法が説明されています。
目次
1 問題群の理解とはじめのステップ(はじめに―このマニュアルの対象者と使い方;メンタルヘルス専門家のための覚え書き;いかにして問題群は生じるのか;より良い生活を送るための基本;薬とお酒の使い方 ほか)
2 問題群に取りかかる(うつを克服し、難しいさまざまな気分をうまく扱う;児童期の虐待に取り組む;自傷行為(沈黙の叫び)を克服する
私と私―自分を気づかい、共に生き、好きになることの学習
私と他の人たち ほか)
著者等紹介
ベル,ロレーヌ[ベル,ロレーヌ][Bell,Lorraine]
国際ヘルス・ケア・トラストにおけるポーツマス健康保健部門の臨床心理学コンサルタントです。博士は20年にわたり、成人のメンタルヘルス・グループのために働いており、深刻な問題群を持つ女性たちの治療に集中的に携わっています
井沢功一朗[イザワコウイチロウ]
1997年慶応義塾大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。国立大学法人上越教育大学学校教育学部心理臨床講座講師(臨床心理士)(専攻は心理学)
松岡律[マツオカタダシ]
2004年兵庫教育大学大学院連合学校教育学研究科博士課程単位取得退学。拓殖大学非常勤講師(専攻は社会学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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