スクール・トラウマとその支援―学校における危機管理ガイドブック

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  • サイズ A5判/ページ数 80p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784414402896
  • NDC分類 374.9
  • Cコード C2011

内容説明

安全と思われていた「学校」が、全く突然に、事件・事故・災害などの惨事や危機状況に巻き込まれることがある。本書は、そのような惨劇に巻き込まれた際に生じる「スクール・トラウマ」をとりあげ、それが教師や児童生徒、保護者へ与える影響について明らかにする。特に、「PTSD:「心的」外傷後ストレス障害のみたて」をもつことで、適切な支援のありようが明らかになる。

目次

第1部 災害とその影響(5つの事例;重篤なストレスに対する大人と子どもの反応;最も影響を受けやすいのはだれか)
第2部 学校ができること(災害直後にすること;短期的展望に立った活動;中期的展望に立った活動;長期的展望に立った計画;カリキュラムとの関係性;不測事態(非常事態)対応計画の展開)

著者等紹介

ユール,ウイリアム[ユール,ウイリアム][Yule,William]
ロンドン大学精神医学研究所応用児童心理学教授・臨床心理学部門部長(臨床心理士)である。彼は、自閉性障害などの発達障害、児童の心の発達に及ぼす「恐怖」の影響など、児童心理学に関する広範囲にわたるテーマについて、多数の論文・著書を出版している。1987年の海峡横断フェリー「エンタープライズ」号の転覆事故を機に、大人や子どものPTSD(Posttraumatic Stress Disorder:「心的」外傷後ストレス障害)の研究と臨床(診断や治療)に、精力的に取り組んでいる

ゴールド,アン[ゴールド,アン][Gold,Anne]
ロンドン中部の総合制中等学校(普通科・商業科・工業科)において、20年間、教鞭をとってきた。その後、ロンドン大学教育学研究所マネジメント開発センターの講師として、学校や教師らと連携し、経営管理に関する研究に取り組んでいる

久留一郎[ヒサドメイチロウ]
1967年名古屋大学大学院教育学研究科教育心理学専攻(修士)修了。1967~74年愛知教育大学助教授を経て鹿児島大学助教授へ(配置換え)。1980年鹿児島大学教育学部教授に就任。1989~90年ロンドン大学精神医学研究所(王立モーズレイ病院)客員教授。1996~2000年鹿児島大学教育学部附属養護学校校長。現在、鹿児島大学教育学部教授、鹿児島大学教育学部附属教育実践研究指導センター長、日本臨床心理士会被害者支援専門委員会委員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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