学校心理学―教師・スクールカウンセラー・保護者のチームによる心理教育的援助サービス

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学校心理学―教師・スクールカウンセラー・保護者のチームによる心理教育的援助サービス

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  • サイズ A5判/ページ数 364p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784414301496
  • NDC分類 371.4
  • Cコード C3011

内容説明

今、不登校、いじめ、非行、障害、学級崩壊などの問題状況で、子どもも教師や保護者も苦戦している。そのようななか学校教育が変わろうとしている。本書では、学校教育のシステムがヒューマン・サービスの視点からとらえなおされ、「一人ひとりの子どもが学校生活を通して成長する過程で出会う問題の解決を援助する心理教育的援助サービスの理論と実践」を支える学校心理学について紹介される。日本の学校心理学のパイオニアである著者は、子どもの個性と生き方を発見し生かすこと、子どもを援助する大人の立場と力を生かすことを強調する。そして教師、スクールカウンセラー、保護者がチームとなって、学校や地域の豊かな援助資源を活用しながら、子どもを援助する方法について解説する。著者や著者の仲間の実践、映画の話(例:フーテンの寅さん)などがたくさん盛り込まれ、楽しく読める。子どもを援助する大人が元気になる本。

目次

第1部 理論編―学校心理学の体系(新しい学校教育サービスをめざして;アメリカにおける学校心理学―スクールサイコロジストの実践体系;日本における学校心理学―心理教育的援助サービスの体系;心理教育的援助サービスの基礎概念;心理教育的援助を担う4種類のヘルパー;3段階の心理教育的援助サービス;スクールカウンセラーに求められる役割に関するニーズ調査から)
第2部 実践編―心理教育的援助サービスの実践活動(心理教育的アセスメント―心理教育的援助サービスの基盤として;カウンセリング―児童生徒への直接的援助として;教師・保護者・学校組織へのコンサルテーション―児童生徒へのチーム援助として;学校心理学の固有性と今後の課題)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おサゲっち

5
薦められて読んだが、名著。心理教育的援助サービスの概念を今から20年以上前に提唱し、広めようとされていた。カウンセリングとコンサルテーション、援助チーム理論、生徒の支援や援助のためのアセスメントのあり方など基本理論を丁寧に著述されてある。2020/10/01

3
現場を経験してから読むとまた違うんだろうな。2010/04/15

newpapa

1
 アメリカ初の学校心理学の考え方やシステムを如何にして日本に取り入れるかを考えられて作られた本である。  書かれた時期はもう古いが、著者の考えは現代でも新しい部分がある。この時期の著者のような方々の苦心のお陰で、今のような学校システムが有るのだと思った。  しかし同時に個別支援計画の活用がこれほど前に提言されても今なおあまり浸透していないことの問題性を感じた。2017/03/11

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