出版社内容情報
歴史的大事件の舞台となった東京の「現場」に浮かび上がる激動昭和史のもうひとつの顔とは――。
首相官邸、東京駅、日比谷公園、各国大使館……歴史的大事件の舞台となった東京の「現場」に浮かび上がる激動昭和史のもうひとつの顔とは――。謎に彩られた「痕跡」からたどる、スリリングな昭和史探索の旅。
【著者紹介】
1941年東京生まれ。作家、東海大学名誉教授。専門は比較文明史。従来の学問的な枠組み、思想的な立場にとらわれない独自の視点で、歴史に新たな光をあてることで知られる。『ヨーロッパに消えたサムライたち』(ちくま文庫)、『満州裏史-甘粕正彦と岸信介が背負ったもの』『赤い諜報員-ゾルゲ、尾崎秀実、そしてスメドレー』『愛新覚羅王女の悲劇-川島芳子の謎』(いずれも講談社)『駐日米国大使ジョセフ・グルーの昭和史』(PHP研究所)ほか著書多数。
内容説明
昭和の東京は、度々思わぬ出来事やドラマチックな事件の現場になってきた。国家の中枢機関と権力が集中していたのであるから当然とはいえ、東京はまさに昭和史の表舞台であった―大事件の舞台となった「現場」に浮かび上がる激動昭和史のもうひとつの顔とは―。文庫書き下ろし。謎の痕跡からたどる、スリリングな歴史探索の旅。
目次
1 東京駅の物語―開業百年の駅が見た昭和という時代
2 悲劇の首相官邸―五・一五事件の「現場」で起きたこと
3 非常事態の東京―兵士たちの足跡からたどる二・二六事件
4 阿部定事件の真相―猟奇事件の主役はどこに消えたか
5 東京に蠢くスパイ―ゾルゲ事件が世界に与えた衝撃
6 三月十日未明の惨劇―東京大空襲の跡を歩く
著者等紹介
太田尚樹[オオタナオキ]
1941年東京生まれ。作家、東海大学名誉教授。専門は比較文明史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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