- ホーム
- > 和書
- > 新書・選書
- > 教養
- > 青春新書インテリジェンス
出版社内容情報
戦国武将が神仏を味方につけなければならなかった理由とは!武田信玄の諏訪支配と古代より育まれた諏訪信仰のつながりを紐解く一冊。
戦国武将が神仏を味方につけなければならなかった理由とは!武田信玄の諏訪支配と古代より育まれた諏訪信仰のつながりを紐解く一冊。
【著者紹介】
1950年、山口県防府市生まれ。東京大学大学院国史学科博士課程修了。現在、明治学院大学教授。日本古代史を中心に日本文化を歴史哲学的視野で扱った研究に取り組んでいる。
内容説明
戦国武将が神仏を味方につけなければならなかったその理由とは。―歴史の深層にふれる。
目次
1章 武田信玄が諏訪大社の大祝、諏訪家の直系を討ったのはなぜか
2章 建御名方神信仰の起源と諏訪家
3章 武士化した現人神
4章 戦国乱世の武田家と諏訪家
5章 武田信玄の諏訪侵攻
6章 武田信玄を受け入れた諏訪大社
7章 江戸幕府と諏訪の政教分離
終章 神と暮らす諏訪の人々
著者等紹介
武光誠[タケミツマコト]
1950年、山口県防府市生まれ。東京大学大学院国史学科博士課程修了。文学博士。現在、明治学院大学教授。日本古代史を中心に日本文化を歴史哲学的視野で扱った研究に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Juichi Oda
1
諏訪を終の住処と考えている私にとって、その歴史はおさえておかないといけないと考えています。でも諏訪大社は不思議です。ご祭神は建御名方神。大国主命の次男坊、天つ神に負けてこの地に逃げて来た存在です。にもかかわらず、勝ち運の神様として敬われています。そんな疑問を持つ私にとってこの本はなかなか興味深いものでした。でも謎はさらに深まっています。2012/11/01
かるた
0
諏訪大社の近くに住んでいるが、高島城、上原城などこの辺にあるお城が、どういった経緯で建てられたものなのかよく分からなかったので読んでみた。「民衆に歓迎された」政治は、どれも外部の殿様が行っているのが面白かった。外からの者をわりと快く受け入れてくれる雰囲気は、こうして出来上がったのかなと思った。2018/01/09
RuiRui
0
明治の皇国史観もそうだけど、記紀の段階でよくも悪くも神話や古代の信仰は"整理"されてしまったのだなとは感じる。2021/11/14
そら
0
タイトル負けした非常に残念な一冊。史実を羅列してなぞるだけ。しかも誤記が連発。病没と書かれた人物が8行目にまた死んでるし(p138)、隠居と書かれた人物が同じ一文内の1か月後に出陣することになっているし(p148)。整合性が合わない記述が他にも多数。精読したらどんだけ誤記あるんだ?レベル。史書の軍勢規模が大げさなのはわかる。だからって「二万二千人とあるが二、三千人余りだろう」「二万とあるが四千程度だっただろう」と、その根拠は何なん?さらに言えば、参照図も安直。それいるか?という図多し。2018/10/21