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内容説明
海の支配者たちが辿った数奇なる運命とは―その知られざる歴史を追う。
目次
序章 海賊の虚像と実像
第1章 瀬戸内水軍と倭寇―日本の海賊の足跡
第2章 大航海時代と海賊の出現―私掠船の時代
第3章 海賊が跳梁するスペインの植民地―沿岸の同朋たちの時代(一)
第4章 海賊探険家ダンビアの冒険―沿岸の同朋たちの時代(二)
第5章 世界を股にかける海賊船―幸運の紳士の時代(一)
第6章 海賊キッドと海賊黒ひげの壮絶な最期―幸運の紳士の時代(二)
第7章 勇敢な女海賊―幸運の紳士の時代(三)
第8章 姿を消す海賊船
終章 永遠の海賊
著者等紹介
武光誠[タケミツマコト]
1950年、山口県防府市生まれ。東京大学大学院史学科博士課程修了。現在、明治学院大学教授。日本古代史を中心に日本文化を歴史哲学的視野で扱った研究に取り組んでいる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ようはん
15
ロロノア・ゾロのモデルになったフランソワ・ロロノアとかONE PIECEで聞くような名がちらほらと。キャプテン・キッドは財宝の話とかで漠然と名を知られている割には英雄的な活躍をした人物でも極悪非道な悪党という訳でもない、なんかいまいちな人物なのが意外である。2021/05/31
ふーいえ
1
これを読むとワンピースが更に面白くなりますね。ドレークがそんなに悪いやつとは。。2017/12/03
takehiro
1
男のロマン。2015/12/26
Harunori Yoshiya
0
海賊は新大陸を発見するに伴い、各国が海の覇権争いに海賊を使ったことから始まり、大海賊時代を迎えるにあたり、逆に海賊を取り締まることになってしまったのは、非常に面白い時代の流れに思えました。 海賊キッド、黒髭など実在した人物であることも分かり、一世紀くらいに渡り、人々が夢を持って、海に飛び出していった時代があり、そしてfacebook のサッカーバーグの本でもシステムの開発時、社内で「俺たちは海賊だ」と言って仕事に没頭した。と書いてあった。 新たな冒険と発見する気持ち、海賊の気持ちを忘れないようにしよう2012/11/08
結城あすか
0
世界史云々というから、古今東西の海賊のあらゆる側面を取り上げた本かにょ?……と思ったら、中身は西洋の大航海時代のいわゆる、『宝島』のシルバー船長や『ピーターパン』のキャプテンフックのようなイメージの「本物の」海賊の話にょ。その当時、いわゆる敵国船を襲って富を奪う海賊の行為は庶民にとって英雄的であり、また海賊行為による一攫千金の夢が庶民の憧れだったみたいにょ。しかし、有名な海賊も軒並みろくな最後を迎えてないから、一時的には富を稼げても、あんまし割の良い商売じゃ無かったような気がするにょ。2005/02/18