日本の死体 韓国の屍体

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  • サイズ B6判/ページ数 223p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784413033442
  • NDC分類 498.94
  • Cコード C0095

内容説明

こんなにも違う解剖への意識、殺人の動機、死者の送り方…。34年来の朋友である日韓両国の法医学の権威が語り尽くした生きる意味。

目次

1 あまりに違う死体解剖
2 封印されてきた死体の話
3 男女の死体は永遠の謎
4 日本の検死、韓国の解剖
5 世にも不思議な変死体の数々
6 日本と韓国の死生観

著者等紹介

上野正彦[ウエノマサヒコ]
1929年茨城県生まれ。元東京都監察医務院長。医学博士。東邦医科大学卒業後、日本大学医学部法医学教室に入る。1959年東京都監察医務院監察医となり、1984年同院長になる。1989年退官後は、法医学評論家として活躍。退官後に出版した『死体は語る』は大ベストセラーになった。現在お茶の水医療福祉専門学校グループ名誉校長。杉並精神作業所アゲイン運営委員長

文国鎭[ムーンゴクジン]
1925年平壌生まれ。現在大韓法医学会名誉会長、高麗大学名誉教授、大韓民国学術院正会員。医学博士・法学博士。ソウル大学医学部卒業後、1955年国立科学捜査研究所法医学科医務官となり、1967年同科長。その後高麗大学教授等を歴任。韓国の大学に初めて法医学教室を開設した、韓国法医学の草分け的存在
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みや

38
日本と韓国で異なる解剖への意識や殺人の動機などを両国の法医学者が語る対談本。死体の知識というよりも様々な事件から日韓の文化や思想、法律の違いを見出すのが主軸になっている。グロさは無い。2002年の出版なので、変わっているところは多々あるだろう。二度死、絶望病、三日葬が特に興味深かった。韓国映画や小説に触れる際、このような素地の部分を知っていると一層に楽しめそう。全国民の指紋を取って管理しているため、身元不明の死体が基本的には無いというのも面白い。遺骨を高熱処理して真珠のようにして飾る埋葬法が気になる。2017/06/28

Kurara

27
★★★☆☆ 上野先生の本は2冊目です。韓国と日本では解剖の必要性、タイミング等も違うし、希望すれば解剖に立ち会うことが出来るのも驚きでした。【79】2016/10/23

ちょん

11
久々の上野正彦さん(^w^) やっぱりおもしろいー! 今回は韓国との違いから日本の検死について改めて見直せた感じでよかったです! 文中の、「日本は(火葬した)お骨を決められていないところに埋めてはダメです、見つかった時に変死体になります」って会話がツボにハマりました…そんなツボにハマる話では無いのに…(笑)2017/02/13

nori

7
I did not aware that this book is comparative sociology for autopsy in Korea and Japan. While I understand brave behavior in Korean side against dictator of Park, it is pity how powerless to authority in Japan. Korean professor is modesty but confident.2017/05/15

わさび

3
国が違えば死に対する考えも姿勢も違っているとは知っていても、やはりそこは自国のものが一番しっくりくる。 不審な死はやはりしっかりと調べて欲しいものだ。2018/08/29

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