内容説明
省エネ製品が、自然エネルギーが、田舎暮らしが、環境を悪化させている。部分的には正しくて全体では間違っている環境運動。もう感覚的な議論は止め、科学的な議論をするときだ。『「リサイクル」してはいけない』の著者が放つ、目からウロコの環境の話。
目次
序章 あまりに皮肉な「最も幸福な環境」
第1章 部分的には正しく全体では間違っているエコロジー
第2章 「環境にやさしい生活」の科学的な間違い
第3章 「目に見えるもの」より「目に見えないもの」を考える
第4章 自己満足でない「感動のある環境」で生活する
第5章 日本復活のカギを握る“エコロジー”発想
著者等紹介
武田邦彦[タケダクニヒコ]
1943年東京生まれ。東京大学教養学部卒業。芝浦工業大学材料工学科教授。前、環境・情報材料センター長。工学博士。66年旭化成入社後、同社ウラン濃縮研究所長などを経て、現職。自己代謝材料の開発に取り組む。日本エネルギー学会賞、工学教育賞(倫理)などを受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
D21 レム
0
10年前の武田邦彦さん。地雷排斥運動の矛盾。一日3時間以上立っていないと骨からカルシウムが流れ出てしまう(これ怖い、立っていることの有意義さを知る)。人間の老化は、DNAの端が徐々に短くなり、死ぬ準備をしていることから。人は心配事を考えるのに一日の約2時間を費やす(やめると時間ができる)!ゆっくりした生活のために「一つのことを素早くする」。ぎりぎりに出かけることのデメリット(電車の中の時間がずっと時計を見ることに費やされる)。「猿を実験動物に使いながら、友達になろうとする」矛盾が人から誠実さを奪う。エコ?2012/02/17
さくら🌸
0
げー 私たちって騙されてる?2007/07/25