感想・レビュー
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おはぎ
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仏教伝来前の日本人は因果を説く仏教を知らず、生死の問題になすすべがなかった。しかし聖徳太子の登場により法華経を端緒とした釈迦仏教が広まる。その後、種々の宗派分裂による混迷の中、日蓮による法華経再興がはじまる。P42光日房御書では女性信徒の子息が武士として人を殺さざるを得なく、その罪から死後どうなるかという切実な相談に対し、悔い改め懺悔していく事など親身に応えている。また信仰を貫いた家族の絆は生死を越えて続くことなどが述べらている。仏教伝来から1400年、日蓮の話から700年の現在も同じ様な状況では?2023/03/24