内容説明
現代天皇制研究の第一人者が描く、明仁天皇の半生。戦時下を生きた幼少時代、新生日本の期待を一身に背負った皇太子時代とミッチーブーム、自らの行動をもって「象徴天皇制」を定着させた平成時代、そして200年ぶりの生前退位へ。平和と安寧を祈り、国民と苦楽をともにするという姿勢を通し、天皇イメージを大きく転換させた、明仁天皇の半生に迫る決定版。
目次
はじめに―「平成流」の皇室と国民意識
第1章 新しい皇太子像の創出
第2章 ミッチー・ブームとその後
第3章 次期天皇への芽生え
第4章 新天皇の意志
終章 「平成流」の完成へ
著者等紹介
河西秀哉[カワニシヒデヤ]
1977年愛知県生まれ。名古屋大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(歴史学)。神戸女学院大学文学部准教授などを経て、名古屋大学大学院人文学研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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