内容説明
鎌倉幕府の弾圧と流罪に遭いながら、ひたすら専修念仏の実践と布教に努め、浄土真宗を開いた親鸞―。厳しい求道ひと筋の生涯の最晩年、はるか遠国で布教の熱意に燃える最愛の門弟たちにしたためた、現存する全43通の手紙の易しく懇切な現代語訳。
目次
第1部 親鸞の手紙(王御前(覚信尼)への返書
関東の門弟の疑義に答えた返書
教忍坊への返書
常陸の国南部の同朋への手紙 ほか)
第2部 恵信尼の手紙(「譲り状」その一―若狭殿の御局、お取次ぎください。…;「譲り状」その二―若狭殿お取次ぎください…;親鸞死去の知らせをうけて―去年の十二月一日付の…;夫親鸞の思い出―この手紙を書き記して… ほか)
著者等紹介
石丸晶子[イシマルアキコ]
1935年東京生まれ。東京大学文学部卒。同大学院人文科学研究科博士課程修了。東京経済大学教授を経て、現在、同大学名誉教授。日本近代および現代文学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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