東欧の20世紀

個数:

東欧の20世紀

  • ウェブストアに3冊在庫がございます。(2024年03月28日 18時02分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 350p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784409230381
  • NDC分類 230.7
  • Cコード C3036

出版社内容情報

帝国、民族自決、ホロコースト、民族浄化、社会主義国家…世界の縮図としての東欧は激動の世紀をどう生きたか。

内容説明

帝国、国民国家、マイノリティ、民族自決、ホロコースト、民族浄化、ユダヤ人、ロマ、社会主義国家、分裂と統合、記憶、歴史…世界の縮図としての東欧は激動の世紀をどう生きたか。国民国家・帝国の躓きの石。

目次

1 国民化の暴力―マイノリティの創出と排除(「マイノリティ」を「保護」するということ―国際連盟によるシステム化と支配の構図;何も終わってはいない―東ガリツィアにおけるホロコーストの記憶をめぐって;ブルガリアの創氏改名と脱亜主義―「民族再生プロセス」再考;マイノリティとしてのチェコのコマ―非ロマとの関係をめぐって)
2 複数の故郷―越境する文化と記憶(「アメリカ」の誕生、またはもう一つの失われた故郷―ボヘミアからミネソタへ;多言語的な東欧と「ドイツ人」の文学)
3 問われる“国民の歴史”―体制の転換と記憶の転換(隣人の記憶―ポーランドにおける「過去の克服」とドイツ;ノスタルジーか自己エンパワーメントか―東ドイツにおける「オスタルギー」現象;社会主義国家の建国神話―『戦艦ポチョムキン』から『グッバイ、レーニン!』まで;中央ヨーロッパの歴史とは何か―異端派サークルにおける現代史論争;地域史とナショナル・ヒストリー―バルカン諸国共通歴史副教材の「戦略」)

著者等紹介

高橋秀寿[タカハシヒデトシ]
立命館大学文学部教授。ドイツ現代史。1988‐91年にケルン大学留学。2003‐04年にベルリン工科大学の反ユダヤ主義研究センターに所属。ドイツにおける記憶の文化に関する調査を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Toska

7
序文(高橋秀寿)からして重い。西方(ヨーロッパ)を進歩の頂点と見るヘーゲル以来の「世界史」の思想。多言語・多文化地域に国民国家を創出するため振るわれた剥き出しの暴力。そうして出来上がった国家に下からゲリラ的な戦いを挑む様々な「記憶」。域内に多くのマイノリティを抱え込み、自らも「世界史」の中で日の当たる場所を与えられてこなかった東欧は、歴史の歪みを体現した存在と言えるのかもしれない。2024/01/08

Fumitaka

3
東欧地域の「国民国家という大きな物語、そしてその中における包摂と排除」の主題で一貫されている。最初の方で「国家を形成した民族」(p. 16)以外が軽視されてきたというヘーゲル的感覚、そして彼らの記憶は「大きな物語」に対し「ゲリラ戦」(p. 27)を挑んで来ることが指摘される。チェコのジプシー、ブルガリアのトルコ人といった民族の問題のみならず、西ドイツにおける東ドイツ人のような同じ民族ながら見下される立場に置かれた人々なども触れられ、階層意識というものが「民族」とは無関係であることが実証されている。2024/02/29

版図系

0
ヨーゼフ・ロート2021/07/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/604208
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。