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内容説明
「民族の裔の娘」が遺した『アイヌ神謡集』を読む。十九歳で世を去ったアイヌ女性がなしたこと、なしえたこと、さらになしえたかもしれなかったこと。
目次
知里幸恵の詩/死
バイリンガルな白昼夢
みずからの声を翻訳する―『アイヌ神謡集』の声と文字
知里幸恵と知里真志保のアイヌ神謡訳―オノマトペと踊る謡
エッセイ 越境の女性作家として
知里幸恵と帝国日本言語学
口承から表記へ、表記から「文学」へ―知里幸恵と知里真志保の「日本語テクスト」とその周辺
エッセイ 知里幸恵との、遅すぎた出会いをめぐって
宮沢賢治とアイヌ文学
好奇心とオリエンタリズム―北原白秋のアイヌ民族へのまなざしを考える
著者等紹介
西成彦[ニシマサヒコ]
1955年生。東京大学大学院博士課程中途退学。立命館大学大学院先端総合学術研究科教授。比較文学
崎山政毅[サキヤママサキ]
1961年生。京都大学大学院後期博士課程中退。立命館大学文学部准教授。ラテンアメリカ近現代史・第三世界思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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