内容説明
混乱の本質とは何か、そしてこの先にある世界とは。新型コロナウイルスは何度も繰り返されてきたパンデミックに過ぎないのか?医師であり注目の医療社会学者でもある著者が、COVID‐19に関する医学的知見と発生以来の経緯、そして社会学的分析をふまえ、事態を総合的に捉える迫真の論考。
目次
第1章 感染症という妖怪
第2章 COVID‐19の誕生―パンデミック以前
第3章 コロナウイルスは存在する
第4章 感染源の図像学―クラスター対策とスーパースプレッダー
第5章 感染までのディスタンス
第6章 隔離・検疫の哲学と生政治
第7章 二〇〇九年には喜劇として、二〇二〇年には悲劇として
エピローグ 感染症映画をみる
著者等紹介
美馬達哉[ミマタツヤ]
1966年大阪生まれ。京都大学大学院医学研究科博士課程修了。医学博士。現在、立命館大学大学院先端総合学術研究科教授。専門は医療社会学、脳科学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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