Joy novels
THE 名探偵

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  • サイズ 新書判/ページ数 243p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784408606873
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0293

内容説明

日本のミステリーはここから始まった!名探偵ミステリーアンソロジー。明智小五郎、神津恭介、中村雅楽…巨匠たちが作り上げた名探偵がここに集結!6人の名探偵と6つの謎。

著者等紹介

江戸川乱歩[エドガワランポ]
1894年‐1965年。1923年、「二銭銅貨」でデビュー。「D坂の殺人事件」や「人間椅子」などの多彩な短編が、日本のミステリー界に新しい息吹をもたらした。1947年、探偵作家クラブ初代会長に。1952年、評論書『幻影城』で探偵作家クラブ賞を受賞。雑誌「宝石」の編集長も

角田喜久雄[ツノダキクオ]
1906年‐1994年。1922年、「新趣味」の懸賞に「毛皮の外套を着た男」が入選するも、戦前は『妖棋伝』ほかの伝奇時代小説で人気作家に。1958年、「笛吹けば人が死ぬ」で日本探偵作家クラブ賞を受賞

高木彬光[タカギアキミツ]
1920年‐1995年。1948年、神津恭介初登場の『刺青殺人事件』で華々しくデビューし、一躍本格推理の寵児となる。1950年、『能面殺人事件』で探偵作家クラブ賞を受賞

福永武彦[フクナガタケヒコ]
1918年‐1979年。1972年に日本文学大賞を受賞した『死の島』ほかで知られる作家であり、詩人であり、ボードレール研究の第一人者。ミステリーの愛読者で、1956年、加田伶太郎名義で短編「完全犯罪」を発表する

仁木悦子[ニキエツコ]
1928年‐1986年。胸椎カリエスによる幼いころからの寝たきりの生活のなか、童話を発表。さらに1957年、江戸川乱歩賞を『猫は知っていた』で受賞した。日本では数少ない女流ミステリー作家として堅実な創作活動をつづけ、1981年、「赤い猫」で日本推理作家協会賞短編部門を受賞

戸板康二[トイタヤスジ]
1915-1993年。歌舞伎評論家として知られていたが、1958年、江戸川乱歩にすすめられて「車引殺人事件」を「宝石」に発表。1960年に「團十郎切腹事件」その他で直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

aquamarine

44
基本ミステリ読みなのですが、嵌ったのは新本格というジャンルが確立されてから。それ以前の古き良き名探偵たちの名作は正直どこから手をつけていいやらわからず形ほどしか触れてこなかったのでこの本を見たときに飛びついてしまいました。新かな新漢字に統一して下さっていますので底本よりかなり読みやすいと思います。それぞれの探偵の違った性格が短編からでもよくわかりました。独特の雰囲気を持つ仁木兄妹の「灰色の手袋」が好みです。恥ずかしながら初見の探偵さんもいまして別事件の活躍も読んでみたいと思いました。2014/11/14

yucchi

29
乱歩以外は初読。昭和の名探偵が揃った1冊。この中では『心理試験』と『温室事件』がよかった。表紙のグラサンの人が悪いタモさんに見えて仕方がない(▼_▼)o¶ この本を読む時の脳内BGMは『世にも奇妙な物語』で(笑)2015/07/07

Meg Mog

7
とっつきにくかった戸板康二の團十郎切腹事件が1番面白かった。最後も洒落が効いてていいね。他の戸板作品も読みたい。乱歩の心理試験はあちこちありすぎて食傷気味。マイナーな探偵小説も取り上げてよ〜😭2021/01/15

カニック

5
面白い作品もありましたが駄作も交じってました。冷静に考えれば短編で名探偵を語ることに無理があるので仕方ないんでしょうね。2018/04/02

34

5
言い回しや解決の仕方に時代を感じます。名前は知っていても初めて読む探偵さんも多くて興味の幅が広がりました。それはさておき、探偵役には助教授がけっこう多いですね。動かしやすいのでしょうか。2014/10/21

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