実業之日本社文庫<br> チーム―堂場瞬一スポーツ小説コレクション

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実業之日本社文庫
チーム―堂場瞬一スポーツ小説コレクション

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  • サイズ 文庫判/ページ数 442p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784408550237
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

箱根駅伝出場を逃がした大学のなかから、予選で好タイムを出した選手が選ばれる混成チーム「学連選抜」。究極のチームスポーツといわれる駅伝で、いわば“敗者の寄せ集め”の選抜メンバーは、何のために襷をつなぐのか。東京~箱根間往復217.9kmの勝負の行方は―選手たちの葛藤と激走を描ききったスポーツ小説の金字塔。巻末に、中村秀昭(TBSスポーツアナウンサー)との対談を収録。

著者等紹介

堂場瞬一[ドウバシュンイチ]
1963年生まれ。青山学院大学国際政治経済学部卒業。2000年『8年』(集英社)で第13回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。警察小説、スポーツ小説など、意欲的に多数の長編を発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

866
趣味が昂じて読んでみた。正直、私は一度も駅伝を見た事がない。二日間にまたがって開催される事も知らず、一日で終わるものだと思っていた。それくらい無知なのでいちいちウィキペディアで検索しながら読み進めたが、途中から検索ももどかしく一気読み。朝倉や門脇といった脇を固める面子がまたいい感じで、何を考えているのかイマイチ良く掴めない山城の孤高っぷりが際立つ。勢いに乗って読了後に15キロ走ってみたが、2時間近くかかりました…。山城さん、1キロ2分半とかで走ってましたよね…。さっそく『ヒート』に進む。2017/11/06

starbro

647
新型コロナウィルス対策購入シリーズ第二弾、堂場 瞬一は、新作中心に読んでいる作家です。新作の『チームⅢ』を読む前に未読のⅠを読みました。箱根駅伝はここ数年毎年観ていますが、学連選抜は、ほとんど気にかけていませんでした。本書はかなりリアリティがあり、ベタな内容ではありますが、非常に熱い感涙作です。堂場 瞬一のMyBESTかも知れません。続いてⅡへ。トータルの感想は、全三巻読了後に。2020/04/14

ミカママ

566
一気読み。三浦しをんさんの「風が強く吹いている」とよく比較対象される作品ですが、私にはこちらのほうがリアリティが感じられてよかったかな。「4年間同じ釜の飯を食った」大学チームにスポットライトを当てるのは簡単でしょうが、それをあえて学連選抜チーム(なんていう言葉もこの小説で初めて知ったわけですが)を取り上げたところが冒険。各選手が途中つぶやきながら走るのですが、そのつぶやきが臨場感を盛り上げる。ところどころ涙もにじむ。それにしてもラストは・・・ラストも味わい深いです。堂場さんはスポーツ小説もおもしろい!2013/08/26

しんごろ

565
箱根駅伝の学連選抜チームの話!ここ数年、仕事で箱根駅伝が見てないけど、『チーム』を読んで、お酒を飲み、おせち料理を食べながら、テレビで箱根駅伝を見る自分の姿をイメージしてしまいました(^^;)レースの臨場感がスゴいし、選手に感情移入もできるくらい面白かったです(^^)同時にチームとは何かと問う、ちょっとしたビジネス書みたいな作品でもあるのかなと思います!BGMにはTOKIO『ACTⅡ』がいいかな(^^;)2016/07/25

yoshida

447
【堂場瞬一祭り】箱根駅伝の学連選抜チームを主人公に、チームの意義、周囲の期待に応えること、選手としての矜持、多様な要素が絡み合い、ぐいぐい読ませる感動作。不安な船出の学連選抜が箱根駅伝の2日間で真のチームになる。10人の選手が襷を繋ぐ。それはチームを取巻く全員の気持ちを繋ぐこと。特に第二部からの疾走感は素晴らしい。天候やコース、少しの出来事が怪我や不調に繋がり本来の走りが出来なくなる。選手は必死に乗り越える。なぜならチームだから。まさに駅伝は人生に似ている。外部環境や好不調もある。それでも人生は続くのだ。2015/12/03

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