内容説明
嫁の実家の料亭の副社長として、飾り物のような日々を送る坂石浩季は、助けを求めて眼前に現れた１９歳のコールガール・さやと恋に落ちる。境遇の違いを超え、プラトニックな関係で惹かれ合うふたり。だがある日、さやは愛犬を残して失踪。坂石は社会的地位も家庭も顧みず、その行方を探し求める。棟居刑事ら警察も動きだし、事件は緊迫を増し…。
著者等紹介
森村誠一［モリムラセイイチ］
１９３３年埼玉県生まれ。１０年にわたるホテル勤務を経て、６９年『高層の死角』で第１５回江戸川乱歩賞、７３年『腐蝕の構造』で第２６回日本推理作家協会賞を受賞。『人間の証明』や棟居刑事シリーズなどで人気を博す。近年は歴史・時代小説などにも活躍の幅を広げ、２００３年には第７回日本ミステリー文学大賞を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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かえなつ
8
失踪した、さやを探す推理的なところは楽しめましたが、『純愛』ってキーワードについては、どう捉えてよいか…。2021/03/18
バムケロ
3
◯ いい年をした男三人が李兄弟になって、一人の女性の為に団結する。私としては、「純愛」具合がイマイチわからなかった為、面白い友情？に興味をもった。2011/06/11
おうさま
3
ほぼ四半世紀ぶりの森村作品。学生時代は証明3部作を始めとする十数冊を読むほどはまっていました。久しぶりに店頭で「証明」という文字を見つけ購入。後半懐かしい《棟居刑事》も登場してくれました。内容は・・・、さすがに安定感はありますね。ただ、映画にするほどではなく、〇曜ｻｽﾍﾟﾝｽ劇場クラスかな？大人で『純愛』どまりという領域には、自分はまだ達せないかなぁ・・。2010/10/30
ツキスミ
2
何十年ぶり（？）かに森村作品を読みましたが、安心感があります。推理小説であり、恋愛小説でもあり、またメルヘンでもあります。読後感もスッキリです。2010/10/26
あきら
1
森村誠一は、人間の証明なんかはもう実は四回くらい読んでいるし、悪魔の飽食はすごい本だと思ったけど、う～ん、この本は、なんつーか、結局セックスのない男女関係 は純愛だっていいたいのかな？今どきこんなしゃべり方する女の子いないでしようとか、読んでいて違和感ありまくり。40年くらい前の小説か？と思ったけど、そいや作中にケータイがでてくるわ。2012/10/02
