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内容説明
庶民の暮らし、偉人の素顔、艶笑話、珍事件…雑誌にはリアルな「日本人」が詰まっている!明治~昭和のおもしろ記事発掘エッセイ!
目次
友子ちゃん―『少女の友』大正十三年一月号
餅花―『番傘』昭和三年一月号
寿御飯の作り方―『料理の友』昭和九年新年号
パンダ年―『宝島』昭和五十四年一月号
大正モダン―『新青年』昭和十二年二月号
読者の顔―『実話雑誌』昭和三十三年二月号
ブーブーがみ―『小学二年の学習』昭和二十五年二月号
東京タワーの意味―『漫画読本』昭和三十五年二月号
公衆便所の父―『現代』大正十一年三月号
寅年にちなむ話―『伝記』昭和十一年三月号〔ほか〕
著者等紹介
出久根達郎[デクネタツロウ]
1944年茨城県生まれ。中学卒業後、集団就職で上京し、月島の古書店に勤める。1973年独立し、杉並で古書店「芳雅堂」を営むかたわら作家デビュー。1992年に『本のお口よごしですが』で第8回講談社エッセイ賞、1993年に『佃島ふたり書房』で第108回直木賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
北杜夫そっくりおじさん・寺
21
出久根達郎のこういう本は面白いに決まっている。大正・昭和の古い雑誌から面白い記事、興味深い記事を紹介する読物。紹介しながら出久根達郎の思い出も挟まるのが楽しい。気軽に楽しく読んでいたらあっという間に読み終わってしまった。今の様にたくさんのメディアやツールが多様ではない時代、雑誌から新しい事を教わる事は多かっただろう。話題になっている事を主に扱う今の雑誌からは新しく知る事が少ない。私も毎号楽しみに夢中で読む雑誌を無くして久しい。ワクワクしながら雑誌を貪り読む心情というのは健気で可愛いと思う。2014/06/10
ぶんこ
13
読んでいません。 途中までで断念。 読んでる本に追加を削除したつもりが、読んだ本になってしまいました。2015/05/12
ちいくま
3
著者が好きなので即借り。旧仮名遣いに手間取りましたが、文章の軽妙さも手伝って楽しく読了。読み捨て前提の?雑誌だからこその時代背景を説明してくれていて、社会の資料集の読み方を再認識したような気分。2020/01/01
白猫の単語
2
軽く読み流すつもりが話術にはまってじっくり読んでしまった…。話があっちに飛びこっちに飛び丁度いいところにストンと着地する。好きです、出久根さん。2014/06/04
映画屋
2
図書館 古い雑誌を集め始めたら終わらない。2014/04/27