内容説明
紀元前30世紀から紀元前1世紀まで、3000年の栄華の謎と真実。
目次
序章 古代エジプトをめぐる12の謎(なぜツタンカーメンは最も有名なファラオとなったのか?;古代エジプトの発掘に貢献したのはどんな人たち? ほか)
第1章 初期王朝・古王国時代のファラオたち(ナルメル王―上下エジプトをはじめて統一したファラオ;ジェセル王1―エジプトにはじめてピラミッドを造営した支配者 ほか)
第2章 中王国時代のファラオたち(メンチュヘテプ2世―分裂していたエジプトを再統一したファラオ;アメンエムハト1世―宮廷の謀略のなかで暗殺された変革者 ほか)
第3章 新王国時代のファラオたち(イアフメス王―エジプトを再統一して神と崇められた若き王;アメンヘテプ1世―アメン神の名を冠した新感覚の持ち主 ほか)
第4章 末期王朝・プトレマイオス朝時代のファラオたち(ヘリホル王―大司祭兼王としてアメン神権国家を立ち上げた実力者;シェションク1世―エジプトを再統一したリビア系のファラオ ほか)
著者等紹介
近藤二郎[コンドウジロウ]
1951年東京都生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程満期退学。同大学文学学術院教授。同大学エジプト学研究所所長。エジプト学、考古学を専門とする。エジプトにおける発掘及び研究に携わり、とくに王家の谷では1989年以来現在に至るまで継続調査を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
月讀命
53
紀元前約3000年から紀元前30年迄の3000年間のエジプトの歴史を紐解いてくれる本。長きにわたりエジプトを統治してきた38人のファラオの政治を教えてくれる。本の題名にあるツタンカーメンやピラミッド、スフィンクス、アブシンベル宮殿などの遺跡、クフ王、カフラー王、メンカウラー王、ラメセスⅡ世、クレオパトラなど興味深い人物を紹介してくれる。エジプトの歴史を詳しく知っても自分の人生にプラスになる事は少なかろうが、読んでいるとエジプトの魅力に魅せられて虜になってしまうのでは・・・吉村作治さんの世界である。 2015/01/07
こぽぞう☆
23
図書館本。表紙にツタンカーメンの黄金のマスク、表題もツタンカーメン推しだけど、内容は三千年にわたる、エジプト王朝の王たちの列伝。クレオパトラで滅亡するエジプト王朝だが、その時点で歴史が三千年と思うと、ただただすごい。日本の今から三千年前といえば縄文時代だものね。コラムで載せられている、「ここまでわかった!エジプト考古学」が、情報が新しく面白かった。2017/06/13
雲をみるひと
8
古代エジプトのファラオ図鑑のような本で、物語的な要素はほぼない。古王国からクレオパトラまで一通り網羅しているが、個々のファラオに大きなページ数を割り当てていない。しかしながら、元々ファラオの情報量を多く持ち合わせていない身には十分な量とも言える。2019/06/11
kim
2
クレオパトラとエジプトの王妃展に行った時に購入。どんな謎があってその答えがどのように明かされるのか。そんな期待を持って読み始めた。最初はこのような謎があるのだという紹介がなされていたけれど、明らかになっている事はあまりない様子。後半になっていくと、各ファラオがどんな事を成し遂げたかの紹介がなされているだけで、自分が期待したような内容ではなかったように思う。2015/08/12
アキちゃん
2
結構面白かったが薄いかなー