内容説明
宮崎県知事として着々と実績をあげ、驚異的な支持率を誇るだけでなく、地方から日本を元気にしようと奮闘する男・東国原英夫。単なるタレント政治家と違うのは、不祥事をきっかけに人生をやり直す決断をして、大学で生活者の視点から地方自治を徹底的に学んだことだった。ふるさとへの思いを胸に勉強の日々を送り、自己変革を成し遂げた感動の体験記。
目次
プロローグ 人生はいつでも再構築できる
第１章 お笑い芸人失格
第２章 中年男の決断
第３章 芸人学生の大学生活
第４章 ２度目の受験と卒論
第５章 人生、生涯勉強
エピローグ 自己変革がもたらす奇跡
著者等紹介
東国原英夫［ヒガシコクバルヒデオ］
１９５７年９月１６日、宮崎県都城市生まれ。専修大学卒業後の８１年、『笑ってる場合ですよ！』への出演をきっかけに、ビートたけしの一番弟子となる。以後、たけし軍団のリーダーとして活躍。２０００年４月、早稲田大学第二文学部入学、０４年３月卒業。同年４月、再び早稲田大学政経学部へ入学。０６年３月、同大を退学。２００７年１月、宮崎県知事に就任。マラソンランナーとしても活躍する（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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月讀命
57
大事なのは現在だ。いい高校に入り、いい大学を出て、人生の始めの数年間で人間の価値を判断してはいけない。いい会社や役所に就職し、その後勉強もせず遊びに興じていては進歩がない。若い頃、勉強ができなかったけれども、社会に出てからもコツコツ勉強し、様々な経験を積んできた人間の方が上等だ。大事なのは現在だ。いまからでも遅くない。東国原さんもいろいろあったけれども、40過ぎてから再度勉強し、大学で地方自治を徹底的に学び、自己変革を成し遂げ故郷で知事になり社会に貢献する姿にはちょっと感動した。2011/10/05
糜竺(びじく)
46
東国原氏は、40歳を過ぎて、ある事件をきっかけに長い自主謹慎の生活を余儀なくされます。それをきっかけに、自ら生まれ変わろうと価値観を180度転換させようと、絶え間ない努力を積み重ねた内容が記されていました。読んでいて正直、かなり凄い苦労をされた事が伝わってきます。この中で、記されている格言は印象的で、｢わかくして学べば壮にして為すあり 壮にして学べば老いて衰えず 老いて学べば死して朽ちず｣とありました。学ぶ事への強い思いが、読んでいて感じ取れます。自分自身も、学ぶ意識を忘れないようにしたいと思いました。2015/08/07
ヨータン
17
40過ぎてから大学に入りなおした著者。夕方から夜ま22時まで授業。その後20KMのランニング。そして朝方3時まで勉強。家族が起きる6時には起床し、家族と朝食。仕事がある日はそのまま仕事。さすがに血尿が出るまで頑張ろうとは思わないけど、やる気さえあればいくつになっても何でもできるのだと勇気づけられました。2015/09/12
AKIKO-WILL
6
そのまんま東だった著者がある不祥事をきっかけに自主謹慎中に今までの自分の人生を見つめ直す！著者は、価値変革！テレビに出れない間に本を沢山読み、そしてパソコン教室に通い、学ぶことの楽しみに気づき、予備校に通い大学進学を考えるようになる！当時４１才の著者がもう一度大学で学びたいと思う気持ち！人は何歳になっても遅いと言うことはない！やりたいと思った時がその時なんだと！芸人の時とは180度違う人生をもう一度始める著者に勇気をもらいました！2013/05/01
しょうたろう
5
be動詞を41歳から勉強し、早稲田合格。多忙な仕事と授業、卒論作成の両立。人生にいつからでも夢をかなえることができるんですね。尊敬するし、見習いたい。どん底時代の話も面白かったです。2012/01/21
