出版社内容情報
重大な使命を受け旅に出た松尾芭蕉。死、中有、再生、鎮魂のステージからなる壮大な旅の物語は、現代のRPGそのものだった!中学・高校で、だれもが触れる、松尾芭蕉の不朽の名作『おくのほそ道』。でもこの物語、実は当時の門人たちがゲーム感覚で楽しみながら読んでいた、今で言うロールプレイングゲームのようなもの。当時の流行芸能であり、知識人の常識でもあった「能」をキーワードに読み解いてみると、その実態が見えてくる。コスプレあり、ジョブチェンジあり、パラレル・ワールドあり。本当はとんでもなくユニークで、パロディのような内容が満載だった!
【内田樹氏推薦】
芭蕉は現実の空間を踏破しながら、同時に物語の中も旅します。死者たちのための物語です。『おくのほそ道』は旅日記であると同時に、芭蕉と死者たちのあいだのひそやかな対話の記録です。その対話の聴き手として安田登さんほど適任の人を僕は思いつきません。
【目次】
序章:RPGとして読むおくのほそ道
パラレル・ワールド移行スイッチを探せ! 攻略本は「能」!
第1章:死出の旅 壮大なミッションに向けて、過去の自分を捨てる旅
――ファーストステージ 深川~日光
第2章:中有の旅 死と生の狭間で生活エネルギーを回復する旅
――セカンドステージ 那須~遊行柳
第3章:再生の旅 鎮魂者へと生まれ変わっていく旅
――サードステージ 白河~しのぶの里
第4章:鎮魂の旅 PRAT1 与えられたミッションを遂行していく旅・前編
――ファイナルステージ(1) 飯塚~末の松山
第5章:鎮魂の旅 PRAT2 与えられたミッションを遂行していく旅・後編
――ファイナルステージ(2) 塩竃神社~平泉
あとがき
参考文献
安田 登[ヤスダノボル]
著・文・その他
内容説明
中学・高校で、だれもが触れる、松尾芭蕉の不朽の名作『おくのほそ道』。でもこの物語、実は当時の門人たちがゲーム感覚で楽しみながら読んでいた、今でいうロールプレイングゲームのようなものだった。当時の流行芸能であり、知識人の常識でもあった「能」をキーワードに読み解いてみると、その実態が見えてくる。コスプレあり、ジョブチェンジあり、パラレル・ワールドあり。本当は面白い『おくのほそ道』の世界をご紹介しましょう。
目次
序章 RPGとして読むおくのほそ道―パラレル・ワールド移行スイッチを探せ!攻略本は「能」!
第1章 死出の旅―ファーストステージ深川~日光 壮大なミッションに向けて、過去の自分を捨てる旅
第2章 中有の旅―セカンドステージ日光~白河 死と生の狭間で生活エネルギーを回復する旅
第3章 再生の旅―サードステージ白河~飯塚 鎮魂者へと生まれ変わっていく旅
第4章 鎮魂の旅PART1―ファイナルステージ(1)飯塚~末の松山 与えられたミッションを遂行していく旅・前編
第5章 鎮魂の旅PART2―ファイナルステージ(2)塩竈神社~平泉 与えられたミッションを遂行していく旅・後編
著者等紹介
安田登[ヤスダノボル]
1956年生まれ。能楽師、ワキ方、下掛宝生流。大学時代に中国古代哲学を学び、20代前半に漢和辞典の執筆に携わるほか、ゲーム攻略本の制作なども手がける。能のメソッドを使った朗読・群読の公演や指導も行い、東京、東江寺で論語と謡曲を中心とした寺子屋「遊学塾」を開催(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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