目次
発生源対策の貴重な成果
第１章 裁判前の神岡鉱山による公害（三井資本以前の公害；三井資本以後の公害；三井独占資本下の公害；第二次世界大戦後の公害）
第２章 イタイイタイ病裁判の勝利（イタイイタイ病とは；裁判後の公害問題）
第３章 裁判後の発生源対策のあゆみ（発生源対策とは；神岡鉱山の排水対策；神岡鉱山の排煙対策；神岡鉱山の休廃坑や廃石捨場の対策；神岡鉱山の廃滓堆積場の災害面の安全性）
第４章 神通川水系におけるカドミウム汚染の改善（神通川水系のカドミウム汚染；神岡鉱山のカドミウム汚染負荷；北電水路へのカドミウム汚染負荷の原因；北電水路へのカドミウム汚染負荷の対策；神通川水系におけるカドミウムの流出と水質の監視）
感想・レビュー
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godon
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イタイイタイ病はある一時期に起きたわけではなく大正初期から存在し続けていたこと。原因の究明と裁判に長らく時間がかかって１９７２年にようやく裁判が結審したこと。裁判の後も、イタイイタイ病が幻の公害病だとするマスメディアのキャンペーンによって患者認定がされない時期があったことなど、国や大資本が民の向こうを張ることになったときどのような手段に出てくるか、学ぶべき歴史的経緯が述べられている。2012/10/26
