目次
現在の日本社会の特質(「大企業・財界」―国内の階級的な支配勢力の中心;「ルールなき資本主義」―欧州の到達点、国際水準にてらして考える;人民のたたかいがルールをつくる)
世界情勢―二〇世紀から二一世紀へ(綱領の世界情勢論の特徴について;二〇世紀に進行した人類史の巨大な変化;植民地体制が完全に崩壊した;民主主義と人権の流れの発展;戦争の違法化が世界史の発展方向として明確に;ソ連をどう見るか;日本共産党の自主独立のたたかい;「資本主義から離脱した国ぐに」と「社会主義をめざす新しい探究」;世界資本主義の現状をどう見るか;国際連帯の諸課題について―野党外交を体験をふまえて)
著者等紹介
志位和夫[シイカズオ]
1954年千葉県生まれ。1979年東京大学工学部物理工学科卒業。現在、日本共産党幹部会委員長、衆議院議員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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yo yoshimata
2
主に、綱領三章の世界論が展開されています。逐条的かつ党の歴史も振り返りつつ詳細な解説です。激動の21世紀の進歩ある展望がつかめます。2013/05/07
kadoyan
0
集団で読み進めました。諸先輩方のお話などで、とても刺激的に学ばせてもらっています。2013/07/18
A
0
・日本社会の異常性▶︎財界支配 欧米比較した際の労働条件の悪さから、ルールなき資本主義の脆弱性や危険性には納得。財界については、具体的な事例や社名がわからないのでイメージがあまり湧かなかった。 ・ソ連、中国共産党から干渉を受けていたことを初めて知った。市場経済を通じて社会主義を目指している。貧困層が減っているのはわかるが、果たして本当につながるのか?この辺はさらに深く知りたい。 ・核兵器のない世界を目指し、核兵器禁止条約の推進をするのには賛成。2020/04/12