上京する文學―漱石から春樹まで

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上京する文學―漱石から春樹まで

  • 岡崎 武志【著】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 新日本出版社(2012/10発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 190p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784406056328
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C0095

内容説明

昂ぶり、期待、不安…熱き上京者の「心の姿」は、いかに描かれたのか―。

目次

斎藤茂吉―上野駅のまばゆい明るさに驚いた
山本有三―ぶら下がった鉄橋の彼方は東京
石川啄木―甘ったれの借金王、十二階に登る
夏目漱石―汽車は上京の予行演習だった
山本周五郎―江戸っ子よりも江戸っ子らしく
菊池寛―田舎者が描いたモダン都市東京
室生犀星―東京に「ふるさと」を発見した詩人
江戸川乱歩―暗く怖い東京は乱歩のせい
宮澤賢治―愛用のトランクも一緒に上京
川端康成―浅草で見つけた「大阪」
林芙美子―芙美子はいつも長い坂を駆け上がる
太宰治―三鷹陸橋の上からあの日見た津軽
向田邦子―古く懐かしき東京山の手を描く
五木寛之―初めての下宿は神社の床下だった
井上ひさし―軟式ボール欲しさに上京した少年たち
松本清張―遅れて良かった清張の上京
寺山修司―東京こそが寺山の「家」だった
村上春樹―見晴らしの良い高台から見た東京

著者等紹介

岡崎武志[オカザキタケシ]
1957年大阪府枚方市生まれ。1990年上京。書評家、古本ライター。雑誌編集者を経て、『文庫本雑学ノート』(ダイヤモンド社)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

くさてる

6
かつて「上京」は特別な重みがあることだったということが良く分かる。明治から昭和に至る文豪にとっての上京物語に焦点を合わせた一冊で、面白かった。昔の日本は、とても広くて文化が分かれていて、地方と東京の距離はとても遠かったことが実感できる。当時の文学を読む時にまた違った感覚で読むことが出来る可能性を与えてくれる一冊だと思った。2012/11/21

kuukazoo

4
夏目漱石から村上春樹まで18人の地方出身の作家達の上京物語。昔から東京一極集中という図式は変わっていないのね。それももう限界と思うけど。それはさておいて、地方からやってきたが故に東京出身の作家とは違う視点から東京を捉え、書き、それが今の人々を惹き付ける何かを持っている、という著者独自の着眼点が面白い。江戸川乱歩の章が興味深かった。2018/04/02

いざなぎのみこと

4
東京は文学の源であり、多くの作家がその灯火に導かれ上京した。ある者は借金して放蕩三昧、ある者は犯罪者の心理を隠しながら、またある者は故郷を思いながら陸橋に登ったりと様々な理由、境遇の元に。地方から見た東京は夢の地、また希望の地であり、輝く未来の象徴であるのでしょう。東京生まれの自分も、知った地名が名高い作家の由来の地であることが知れたりして大変興味深かったです。仕事柄こういう知識を集約していたりしますが、まだまだ奥深い。いい一冊でした。2018/02/27

peerin

4
18人の作家のそれぞれの時代、それぞれの東京。東京について書いているのが地方出身者だという作者の指摘に感心。ただならぬカクゴのヒト、『東京』が作家たらしめたヒト、しっかりオトナになってから上京のヒト…。東京はキーワードであって18名の作品を改めて読みたくなる「読書のすすめ」。放浪記をよんで、新宿の四の坂を登ってみよう。帰省の度に考える私にとっての上京。2013/01/05

hideiz

3
東京なんて田舎者の集まりだ、とかよく耳にするが、上京をモチーフにして時代やジャンルをまたいで作家論作品論を展開する本。興味深いと思った。江戸川乱歩は引越し魔みたい。東京の地理が全くわからないので、想像しながら読んだ。2019/12/11

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