目次
1章 メディカルブログ・医のふるさと(赤ひげ幻想(二〇〇七・〇八年)
ハケンとセイホ(二〇〇九年)
レントゲン、生活までは写せない(二〇一〇年)
医す者として(二〇一一・一二年))
2章 金持ちより心持ち(「ひもじさ」を忘れた日本人へ;「むら」のカルテ)
著者等紹介
色平哲郎[イロヒラテツロウ]
1960年神奈川県生まれ。東京大学中退後、世界を放浪。京都大学医学部卒。1990年からJA長野厚生連佐久総合病院に就職。1995年、タイ政府から表彰。1998年から南相木村診療所長として10年間地域医療に従事。2003年、佐久文化賞受賞。2011年、ヘルシー・ソサエティ賞受賞。現在、佐久総合病院地域医療部地域ケア科医長。世界こども財団評議員、九条の会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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coldsurgeon
3
懐かしい風景に出会ったような、そんな文章であり、語りである。若月俊一氏の志を引き継いでいるような、それでいてそれほど熱くならず、冷静に論をすすめている。ひもじさを忘れた日本人は、どこかで医療は金で賄えるものと思い始めたころから、崩れ始めたのだと思う。人と人のつながりを指すソーシャル・キャピタル(社会関係資本)が失われ、空疎な社会に向かい始めた。2016/10/25
sutekibito
0
著者の全人的生きざまに感動。コラムの合体なので、まとまりに欠ける。じっくりとした評論を読んでみたい。2013/04/01
つぼんぬ
0
数年前の本ですが、かなり良い本だと思いました。おススメ。 医療だけではなく、地域のあり方、社会のあり方、人生とは、など、日本の流れも理解しやすいと思う。 それにしても、佐久の農村医大構想をつぶすように?自治医大が作られたとはなんとも2018/10/25