内容説明
あの「いえででんしゃ」が帰ってきた。家出したい子あつまれ。
著者等紹介
あさのあつこ[アサノアツコ]
1954年岡山県生まれ。青山学院大学文学部卒業。日本児童文学者協会会員。「季節風」同人。「バッテリー」(教育画劇)で野間児童文芸賞、「バッテリー2」で日本児童文学者協会賞受賞
佐藤真紀子[サトウマキコ]
1965年東京都生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カナ@バンバンビガロ
9
「いえでででんしゃ」シリーズ?3作目。前作までお話のなかで名前だけ出てきた「ゆうかいでんしゃ」が登場。主人公のさくら子のクラスの中のいじめも話のなかで出てくる。「いえでででんしゃ」に乗り込んできた、いじわるでイヤな感じのクラスメイトの女の子が抱える心の闇、家出の理由がわかると、学校でいじわるしている子も家庭で何かの事情や問題を抱えてツラい想いをしているのだ…と、やはりなぁ…と思う。いえでででんしゃの車掌さんの話し方、大人でもなく、子どもでもなく、好きだなぁ。2018/01/24
おはなし会 芽ぶっく
8
『いえででんしゃ』3作目。シリーズ。今回は『ゆうれいれっしゃ』登場!2018/12/08
みちょ
4
「ゆうかいでんしゃ」登場。かっこいい車掌さん、、うっとりwwがんばれって言葉は人を傷つけることもある、って話を見た後だったので、ぐっときました。声にだして言う事、それは本当に大事なんだよ。2011/04/20
aosora
3
いえでででんしゃの偽物、『ゆうかいでんしゃ』の登場。さくら子とけいすけはしっかり者になりました。このシリーズは子供目線で見る楽しさと、大人目線で子供の心の成長を見守る楽しさがあり、好きです。 お友達関係、上手くいかないこともいっぱいあるよね。親に言われて嫌なこともあるよね。子供なりに色々悩んでるんだよね。思いをぶつけて、言い合って、解決していく様子が微笑ましいです。2022/06/12
あるちゃ
3
「がんばれ」って人に言っちゃいけないって知ったのは中学3年生の時だったなあ。 励ますつもりで言ったんだけど、「めいっぱい頑張っても今がせいいっぱい。頑張っても頑張っても頑張りが足りないみたいで泣きたくなる」って友達に言われて気づきました。 「がんばれ」って言うのは自分を励ますのに使うのはいいけど、自分以外の人には使わないほうがいいと思ってます。 さらっと読めちゃうけど結構深いお話です。 頑張りすぎてる子より、自分の子供に頑張ってって言ってる親が読んだ方がいいかも。2012/03/14