著者等紹介
あさのあつこ[アサノアツコ]
1954年岡山県に生まれる。青山学院大学文学部卒業。日本児童文学者協会会員。「季節風」同人。『バッテリー』(教育画劇)で第35回野間児童文芸賞、『バッテリー2』で日本児童文学者協会賞受賞
長谷川知子[ハセガワトモコ]
北海道生まれ。武蔵野美術短期大学卒業。日本児童出版美術家連盟所属。『ひつじぐものむこうに』(文研出版)でサンケイ児童出版文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
桜📕のベルズ
3
小さいながらも様々な問題にぶち当たり、大人を信じられなくなったり、ひねくれてしまうかもしれない。けれども、側にいるだけで安心したり、自然に話せたりする。素直になれないお年頃でも、少しずつ心を開き、歩み寄ることで自分の成長に繋がるのではないでしょうか。2020/05/28
hananorasan
3
大人からはむずかしい年頃と一言で片付けられるけど、母親や先生のうわすべりなことばへの嫌悪感や、単純ではなくなってきた学校での人間関係、自己主張しきれない自分自身にもイライラする遠子ー小学校高学年女子特有のもやもやとした内面をうまく描いてると思う。転校生の千絵は苦労人らしく、もう少し立ち回りが上手いけど、だからこそすぐに質問してこない遠子の誠実さをちゃんと見抜いている。まさに小学高学年女子向け。あまり読書家でない子にも勧めやすい分量。感想を聞くと嫌がれるだろうなぁ2016/08/17
ほのか
2
空き時間に読みました。やはりわたしにはあさのあつこさんの文章は合わないなと思いました…。2013/12/14
読み人知らず
2
素直じゃない子、とか、押さえつけられた子、を書かすと本当にうまいなあ。でも決して読んでて明るく楽しくなれなかった。バッテリーを読んだ時とはぜんぜん違う感じ。あれは結構細かく書き込んでくれてたからかな??なんかあまり共感できなかったような。2007/10/01
読書国の仮住まい
1
遠子の家に井岡はきもの店のたづばあさんがやって来た。 息子が身体を悪くして孫を引き取ったから挨拶に来たと。 その千絵を見て芙蓉のようだと遠子は思う。 遠子は陸上をしていたが、アキレス腱を切って断念。 今は郷土研究会に所属している。 そこに千絵も入ってくる。 飼い犬のロッキーを散歩させていて千絵と出会う。 実は千絵は化石に興味があって入部していた。 二人はナウマン象の化石が発見されたという山に向かう。 だがはきもの店は閉店、また転校していく千絵。 最後にジョギングシューズを渡され、それを履いて走り出す遠子。2022/04/28