内容説明
公立保育所の民営化や「認可こども園」の推進、児童虐待・性的虐待などに対し、「保育の底力」をどう発揮するかを平易に説明。「保育の質」を高め、子どものしあわせ格差をなくすための基礎知識。
目次
第1部 子育て・保育実践を耕す(子どもの貧困としあわせの課題;乳幼児の権利を考える;「保育の質」を高める実践を耕す;ジェンダーと権利の視点で保育を考える;ちょっと考えてみたい―乳幼児期の性教育;求められる子育て支援とは?)
第2部 子育て・保育の現場を見つめなおす(日本の児童福祉は、どのような歩みと特徴をもっているのか;子ども虐待対応の強化を図るために;なぜ起こる?性的虐待;保育・福祉の現場を担うのは働く人の力)
第3部 子育て・保育政策のどこが問題か(「少子化問題」を考える視点;「認定こども園」は日本の保育をどこに導くか;公立保育所の民営化問題に立ち向かう)
著者等紹介
浅井春夫[アサイハルオ]
1951年8月、京都生まれ。日本福祉大学大学院(社会福祉学専攻)修了。東京の児童養護施設で12年間、児童指導員として勤務。現在は、立教大学コミュニティ福祉学部教員。“人間と性”教育研究協議会代表幹事、『季刊SEXUARITY』編集委員、全国保育団体連絡会副会長、社会保障総合研究センター代表運営委員、日本生活指導学会理事、日本思春期学会理事、公立保育園民営化問題保護者の運動交流ネットワーク代表世話人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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