内容説明
「平和主義者」昭和天皇の虚像はいかにして創られたか?国家の命運を左右した軍部と宮中・重臣グループの暗闘。
目次
第1章 密かに始まった「終戦」工作(東條内閣を退陣に追い込む;東條内閣打倒工作のゆくえ ほか)
第2章 天皇の継戦意思と「終戦」工作(遅延する「終戦」工作;「和平」工作との関連で ほか)
第3章 「聖断」の決定経緯とその真相(「聖断」シナリオ着想;対ソ工作と政策転換の決意 ほか)
第4章 受け継がれる「聖断神話」(降伏決定前後の昭和天皇;戦後における「聖断論」の流布と意味)
著者等紹介
纐纈厚[コウケツアツシ]
1951年岐阜県生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士課程取得退学。山口大学人文学部兼山口大学独立大学院東アジア研究科教授、政治学博士、日本近現代史、現代政治論専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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