内容説明
政府・与党は、二〇〇六年四月、教育基本法改定案を国会に提出し、この問題は国政の熱い焦点となっています。この小冊子には、六月六日に、党本部ビルの大会議場でおこなった講演「教育基本法改定のどこが問題か」、それに先立って衆議院の教育基本法に関する特別委員会でおこなった二回にわたる質疑(五月二四日、二六日)をおさめました。資料として、日本共産党の教育基本法改悪反対のアピール、政府改定案と現行教育基本法の対照表も収録しています。
目次
第1部 教育基本法改定のどこが問題か―国民的な反対運動を急速に広げよう(「なぜ改定か」―政府は説明ができない;「国を愛する態度」など「徳目」の強制―内心の自由を侵害する;「内心に立ち入って強制しない」―現実はどうなっているか;「愛国心通知表」―「難しい」というなら法案の道理がたたなくなる ほか)
第2部 教育基本法改悪法案をただす(「愛国心」強制、競争とふるいわけは間違い(二〇〇六年五月二四日衆議院・教育基本法特別委員会での質問)
教育内容への国家介入の歯止めなし―最高裁判決(七六年)を曲解した政府見解をあばく―(二〇〇六年五月二六日衆議院・教育基本法特別委員会での質問))
著者等紹介
志位和夫[シイカズオ]
1954年千葉県生まれ。1979年東京大学工学部物理工学科卒業。現在、日本共産党幹部会委員長、衆議院議員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。