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内容説明
原爆被爆の実相と平和の尊さを伝えるビジュアルブック。わすれないで!家族が突然消えたあの日のことを…。
目次
原爆が落とされる前の広島
原爆が落とされた後の広島
被爆体験ヒロシマ(被爆証言1・突然家族が消える、竹宮良子さん(仮名、富士市、1999年死亡、近距離被爆者)の体験
原爆って何?広島原爆の基本データ ほか)
後までつづく苦しみ(被爆証言3・母親を救えなかった無念、沢田昭二さん(中学生で被爆・名古屋大学名誉教授)の体験
被爆者の心の傷について ほか)
広島の死者のデータ
著者等紹介
安斎育郎[アンザイイクロウ]
立命館大学国際平和ミュージアム・館長。日本平和学会・理事、日本学術会議平和問題研究連絡委員会・幹事。原水爆禁止世界大会・起草委員長。日本科学者会議・代表幹事。原爆忌全国俳句大会・実行委員長。南京国際平和研究所・名誉所長。ベトナム政府より「文化情報事業功労者記章」受賞。東京大学卒、工学博士
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あん
56
原爆被爆の実相と平和の尊さを伝えるビジュアルブック。 子供の夏休みの宿題で借りた本を、私も読了しました。 第1巻では、広島への原爆投下を取りあげ、原爆前後の広島、証言を基にした被爆体験を紹介がされています。 被爆者が描いた、当事の絵がかなり辛かったです。2016/08/20
かおりんご
24
写真絵本。長崎バージョンを借りるなら、こちらもと思い読みました。広島の原爆資料館や、はだしのゲンで見たようなインパクトのある写真などはなく、さらっとまとめられていました。戦争の悲惨さたけではなく、その後の人生にも暗い影を落とすことが書かれていたので、戦争について深く学べそうです。中学年くらいから。2020/03/05
そーすけ
1
225*広島は、日清戦争時に大本営がおかれたり、日露戦争時、陸軍の大規模な作戦基地になっていたとのこと。原爆の絵が辛い。母親を救えなかった無念。2015/11/01
ちい
0
「母さん、ウジって何?」と聞かれて、「蝿の幼虫だよ」と答えると、この本を読んでいた子供が言葉を失った。被爆者の皮膚の下で蠢くウジを取り出すシーンのページを開いていた。 平和な時代に生まれた子供達には、この本に出てくる【あり得ない状況】に大きな衝撃を受けたようだ。 感受性が豊かな子供時代にこそ、こういった戦争の悲劇について語り継いでおいた方がいい。 ただし、これまで日本が犯した戦争犯罪についてもセットで教える必要があると思っている。 ロシアのウクライナ侵攻で、戦争が身近に感じる今こそ手に取る本だと思う。2023/01/19