内容説明
科学的社会主義の学説を新たな段階に高め、その普及に決定的役割をはたしたエンゲルスの名著。ドイツの労働者党を混乱に陥れたデューリングの理論を完膚なきまでに批判しながら、哲学、自然科学、経済学、社会主議論など、あらゆる分野をとりあげて科学的社会主義の立場を縦横に解き明かす。新メガ版の研究成果をも取り入れた最新訳。
目次
第1篇 哲学(区分。アプリオーリ主義;世界図式論;自然哲学。時間と空間;自然哲学。宇宙生成論・物理学・化学;自然哲学。生物界 ほか)
第2篇 経済学(対象と方法;強力論)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yo yoshimata
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久しぶりの再読です。いろいろ学ばされてます。続いて下巻。その前に「強力論」への手稿かな…2014/11/12
荒野の狼
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マルクスの思想を理解するには、マルクス自身の書いた本は難解であるので、エンゲルスがマルクスの思想を書いたものを読むことが助けとなる。本書もエンゲルス自身以下のように書いている「この本で展開されているものの見かたは大部分マルクスが創始発展させたもので、経済学篇の第10章はマルクスが書いたp18」。私はエンゲルスの古典「空想から科学へ」は本書を抜粋して作ったものということであったので、本書を購入した2017/09/09