大元帥・昭和天皇

大元帥・昭和天皇

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  • サイズ B6判/ページ数 337p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784406022859
  • NDC分類 210.7
  • Cコード C0031

内容説明

「平和主義者」の仮面はぐ軍人・天皇の実像。アジア太平洋戦争の敗戦にいたるまで、侵略戦争の作戦指導に深くかかわったヒロヒトの戦争責任を丹念に検証。日本政府の反動的歴史観をつきくずす労作。

目次

第1章 大元帥への道
第2章 大陸への膨張と昭和天皇
第3章 アジア太平洋戦争における天皇の戦争指導
第4章 敗戦と天皇

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

フンフン

1
昭和天皇の軍略・政略のプロとしての非凡な才能が描かれている。著者・山田は、天皇がポルトガル領の東チモールへの日本軍の進駐によってポルトガルが枢軸側とみなされると大西洋の要衝アゾレス諸島が連合国側に占領されて、ドイツのUボートによる通商破壊戦に悪影響があるのではないかと指摘したことを「並々ならぬグローバルな戦略眼の持ち主」ととらえているが、「これ以上の天皇の発言が見当たらないので、決定的なことはいえない」としている。天皇の発言をよく調べれば、天皇の「グローバルな戦略眼」についてもっとよく理解できたろう。2014/04/05

ユーキー・ノウェイン

0
陛下は太平洋戦争ではバターン要塞攻略やヘンダーソン基地への艦砲射撃等そして陸海軍の不仲にで懸念を呈して、現実化する。また一番鋭く指摘をし、太平洋戦争が短期で終ると言う杉山参謀総長を終らない日中事変で指摘したり、永野軍令部総長の口から、長期戦は無理の声を出させた。そして戦争責任の有無に関してもあとがきでは、立憲君主国の国王への不可侵と内閣政府の責任と比較して、憲法上での戦争責任にも追求してあり興味深かった。319頁に陛下の戦争責任が3つにまとまってあり理解し易かった。 非常に読みやすい良書でした2013/07/20

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