内容説明
「かってに決めんといて!」温泉旅館のあとつぎにと願うおばあちゃんを、一子はふりきった。友だちの雪美ちゃんも、ゆうれい君こと柳井君も、親の決めつけになやんでいるという。大人への反発や異性へのおもいにゆれながら、自分のことは自分で判断したいと考えはじめた子ども心がすがすがしい。好調「ほたる館物語」第2弾。小学校上級~中学生向。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こまっちゃん
3
「ほたる館」シリーズ2作目。一子の真っ直ぐな性格が頼もしい。2015/10/18
gurisan
0
そうかぁ。小学校のときってこんなんだった…。一子の突っ張り、こだわりを見ながら、しみじみ。限定されない未来があって、それだからこそ、漠然としていて不安もあり、楽しみもあり…。一子の成長を見たいですね。
ばんぶー
0
主人公の一子がぶつかった問題が必ずしも解決するわけではないのですが、そこへの向き合い方、子どもたちの成長、人々の温かさに、未来への希望を感じる物語だと思いました。2022/01/18