内容説明
徳川秀忠とは？偉大なる徳川家康を父にもつ徳川幕府２代目将軍。関ヶ原合戦での遅参という大失態や、多産な妻・江の尻にしかれていたという逸話から、その業績は正しく評価されず、歴代将軍のなかでもめだたない存在であった。ながく「凡庸な将軍」というレッテルがはられてきたが、３代家光に将軍職をゆずってからも天下人・大御所として活躍した。その実像に迫る。
目次
第１章 長丸時代
第２章 江戸中納言の時代
第３章 征夷大将軍の時代
第４章 大御所の時代
第５章 秀忠の家族と婚姻戦略
おわりに 三代将軍家光の時代へ
著者等紹介
福田千鶴［フクダチズル］
１９６１年福岡県福岡市に生まれる。１９９３年九州大学大学院文学研究科博士後期課程中途退学、国立史料館（国文学研究資料館）助手。１９９７年九州大学にて（文学）の学位取得。２０００年東京都立大学人文学部助教授。２００８年九州産業大学国際文化学部教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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りんふぁ
2
徳川二代目将軍。気になりますね。知れば知るほどとらえどころがなくて。ますます気になります。2015/05/25
オルレアンの聖たぬき
1
これほど詳しく徳川秀忠とお江与について書かれてるとは……と少し驚きました。秀忠への見方が少し変わりました。2018/08/09
笛吹岬
1
良質な史料を広く求め、秀忠の生涯とその妻-江の実像を描く力作。一般向けの本だが、個々の典拠も学術書並みではないものの、きちんと示していて、これからの17世紀政治史研究に欠かせない1冊となるのでは無いか。2011/03/18
やま
0
秀忠が置かれた状況を一つ一つ調べ上げ、考察を加えていく様には圧倒された。ただ、秀忠本人についての記述は薄め。2014/12/29
美音
0
必要にかられて。関係図があったので分かりやすかった。2018/02/16
