新人物文庫<br> 近代日本の出発

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新人物文庫
近代日本の出発

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  • サイズ 文庫判/ページ数 494p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784404038487
  • NDC分類 210.6
  • Cコード C0121

出版社内容情報

1877年の西南戦争から1914年の第一次世界大戦の勃発までを扱った明治時代史。激動の幕末・維新期を乗り越えた日本は、この40年間で、近代資本主義国家を確立し、帝国主義国家の一員に成りあがった。外に日清・日露戦争、うちに自由民権運動としう大きな犠牲を払った一方で、政治にも経済にも社会にも、現在の我々が失ってしまった理想主義が一貫して脈打っていた。つねに歴史に新たな息吹を吹き込む著者による渾身の一冊を、待望の文庫化!年表/索引つき。

内容説明

1877年(明治10)の西南戦争から1914年(大正3)の第一次大戦の勃発までを扱った明治時代史。激動の幕末・維新期を乗り越えた日本は、この40年間で、近代資本主義国家を確立し、帝国主義国家の一員に成りあがった。外に日清・日露戦争、内に自由民権運動という大きな犠牲を払った一方で、政治にも経済にも社会にも、現在の我々が失ってしまった理想主義が一貫して脈打っていた。政治家も人びとも、現実と理想を併せ持っていた時代。躍動する明治人の軌跡。

目次

明治時代の政治と知識人―はじめに
維新の終幕
「国民」の形成
保守化・軍拡・デフレ
松方財政と激化民権
立憲国家の誕生
立憲政治の実験
日清戦争と戦後経営
日清戦後の社会
帝国主義日本への道
桂園時代
明治から大正へ
大正デモクラシーへの鼓動

著者等紹介

坂野潤治[バンノジュンジ]
1937年、神奈川県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。文学修士。東京大学社会科学研究所教授、千葉大学法経学部教授を経て、東京大学名誉教授。専攻は、日本近代政治史。1997年『近代日本の国家構想』(岩波書店)で吉野作造賞を受賞。2009年『日本憲政史』(東京大学出版会)で角川源義賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

レアル

55
明治10年西南戦争~大正3第一次大戦勃発までを扱っている。分かり易く言えば、この時代の人たちが築いた明治という時代史が描かれている。ただその内容が知識不足の私には詳細過ぎて分かりにくいところもあった。ただこの40年間で日本は近代資本主義を確立した。そんな40年を様々な角度から取り上げて描く明治の軌跡。自由民権運動の章がいい勉強になった。2017/05/15

nagoyan

0
優。日本の近代化プロジェクトというものを、いったん、1945年8月15日をはずして考えてみる上では、有益な本だ。近代化プロジェクトを進める明治期指導者たちにとっての「近代化」が様々に輝く万華鏡のような歴史像である。2010/06/27

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