土方歳三 (増補版)

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  • サイズ B6判/ページ数 322p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784404031778
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0021

著者等紹介

大内美予子[オオウチミヨコ]
1935年静岡県生まれ。金城大学文学部中退
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Die-Go

40
新選組副長土方歳三を大内美予子が描く。舞台は近藤勇が捕縛される流山から。新選組にとって瓦解とも捉えられるところではあるが、土方歳三にとっては本領発揮の流れでだろう。縁故の人物が出ては消えていくことに物悲しさが漂う。「俺」と言う一人称で語られる土方の姿は少し新鮮。★★★☆☆2020/11/15

コジターレ

12
今から43年前の本。大内美予子が描く土方歳三、流山から函館まで。あとがきにある「盟友近藤と別れた後の方が、むしろ一人の男としての本領を発揮し始めたのではないか」と記述に、確かにそういう面があるかもしれないと思わされた。本書では、土方歳三の心理描写が多く、その変化の様子が興味深い。また、本書を読んで、経営者が歴史小説を好んで読む理由が少し分かった気がする。人心掌握、集団のタガが外れるときのきっかけ、揉め事の解決方法など、学ぶべきことが多かったのも収穫だった。2017/01/13

あお

10
鳥羽・伏見以降の話。あとがきにもあったように、土方歳三という人が本領を発揮したのは北へ敗走していく中でのことなんだろう。軍師土方が見られて嬉しい反面、秋山さんの本を読んだ後だとあっさりした印象を受けた。淡々と、北進する旧幕府軍を描いているというか。近藤・沖田の死を報されたときの動揺や後悔はきっとあんなものではない。弁天台場へ向かうときの気迫もこのレベルではなかったはず。文章は好きだし、大内さんの『沖田総司』は、今後これを越える総司には出会えないだろうと思える位心に残る作品だったけど、今回は不完全燃焼かな。2015/05/16

ピクトさん

6
久しぶりに出逢えた素敵な土方さん。故に鳥羽伏見敗戦後の土方さんは女の人の描く土方さんの方が私は好きだったりします。2014/05/19

ちびごん

6
本日一気読み!どこにも売ってなくてAmazonでも中古でした。近藤と別れた後の土方が一人の男としての本領発揮...と、あとがきに大内さんが記した通りのことを思っていたので改めて納得しました。土方を読めば読むほど惚れていきますが、彼が女に惚れるなんてことはないんだろうな...なんて思っていたのに、おこととはΣ(ノд<)!「沖田総司」とは別の切り口で楽しめました。もうしばらく新撰組に浸るつもりです。2014/01/15

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