北夷の海

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  • サイズ B6判/ページ数 285p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784404029553
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

樺太は半島か島か―。極寒の地・樺太の探検に情熱を注ぐ松田伝十郎と間宮林蔵。二人の苫難の行程と葛藤を描き、両者の人間像を活写する力作!表題作のほか「東韃靼への海路」「遙かなる氷雪の島」を収録。第25回歴史文学賞受賞作。

著者等紹介

乾浩[イヌイヒロシ]
本名・浜田浩。昭和22年、山口県生まれ。東京教育大学(現筑波大学)芸術学科卒、中央大学法学部卒、法政大学大学院日本史学専攻修士課程修了、大学院研究生修了。千葉県、東京都小・中学校教諭を経て、現在、筑波大学附属小学校教諭。平成13年「北夷の海」で第25回歴史文学賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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kyoko

2
間宮林蔵は名前だけは聞いたことあるなぁ~というくらいの人でしたが、凄いことをやった人だったんですね~。勇気もあるけど運も強い人だったんだな。歴史文学賞受賞作品・・・地味だけれど、読み応えのある作品でした!2012/10/14

azuno

2
教科書で知ってる間宮林蔵と、私は初めて聞く松田伝十郎の樺太探検、開発の物語。どこまで史実かの見極めにもよるが、有名な間宮の探検内容に加え、松田のアイヌへの保護政策が印象深い。現在のサハリンの資源的価値を思うとなんともいえぬ感慨がある。当時は清支配だったというけどいつソヴィエト領になったんだろう?葉室鱗氏の「乾山憂愁」の最終頁の宣伝から見つけたとてもマイナーな本。2012/10/08

風マカセ

1
間宮林蔵の探検物語のようではあるが、あの頃の北海道がどんなだったか、樺太や北方の地の日本本土との大きい違い、またそこで暮らすアイヌを含む民族の様子がありありと瞼に現れて来ます。読んでよかったと思える本。2015/08/18

我門隆星

1
「間宮林蔵・かくカラフトを探検せり」というような趣の歴史中編小説集。2009/02/21

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