OD>なぜ私は生きているか - J・L・フロマートカ自伝 (OD版)

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OD>なぜ私は生きているか - J・L・フロマートカ自伝 (OD版)

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  • サイズ B6判/ページ数 193p
  • 商品コード 9784400344155
  • Cコード C1016

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

非日常口

26
佐藤優氏の「神学の履歴書」の前半はバルトとフロマートカの対比で本書を精読していく。フロマートカの核となる思想は民族と信仰だ。ドイツから圧力を受けた時チェコは民族意識に目覚め同時にドイツ生まれのプロテスタンティズムを維持するためにフスを見た歴史は興味深い。欧米諸国はミュンヘン会談でヒトラーに妥協し、チェコは悲劇を経験する。ヒトラーと相いれないフロマートカは米に亡命する。その時分析した米の病理は今も続いているように感じられる。バルトとの比較は佐藤優「神学の履歴書」が当時の歴史的背景を合わせて紹介している。2016/06/25

逆丸カツハ

4
神学をなにか知っているとは全く言えないのだが、気になって手に取った。神学者の自伝であるのに、二度の大戦の中での政治の記述が多く、驚いた。ロシア共産主義がロシア固有の土着の伝統から生まれたという考えは、現在のロシアを見るとなにか強い説得力を持つよう思う。2022/10/10

かにむら

1
チェコ・スロバキアという国の歴史・特殊性を真摯に見つめた人、ということか。宗教改革がドイツのルターによるものだけではなかったということは発見。次はフスの話か。2017/09/15

でろり~ん

1
神学、に馴染みがないのでフロマートカという人のポジションは本当には理解出来なかった。二つの大戦を経験している東欧の知識人として、当時の世相に何を感じ取っていたかを独白している部分は、現実に存在する全てのものを見つめる生活者の視点を感じさせ、興味深かった。イギリス、アメリカ、ロシアという新旧の大国。その思想的背景の違い。何が解決したわけでもない現状を訳者はどう捉えているのか。神との約束に逃げ込むわけではあるまいと思うが、フロマートカに何を託そうというのだろうか。一神教に対する不思議な印象は変らなかったです。2016/12/14

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