感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
歩月るな
9
通算五冊目。大阪弁のマンガ(あとがきより)。やっぱいいですな。お話し毎の視点の切り替わりが見事。子供たちの視点からの大人たちの事情も、言葉が無くても察せられる。だから黒い話しなのかもと思ったが全然そうではなくて、エピローグでもほっこり。最終話の銀河鉄道はずるい。朝ちゃんたちは二年生のみゆうたちの二個上、とか二個下、とか書いてあるから四年生なんだろうけど、ハルカちゃんなぁ。大阪弁の持つ力強さが彼女らのたくましさに添えられていて大変よい。小木くんも見てると、まだまだ生きて行く元気をもらえる。2015/03/10
ぐっち
8
思い通りに行くことばかりじゃないけど、暮らしていく家族の話。こういうのすきだなあ~。朝ねえちゃんのいい子すぎないところが好き。お母さんと居酒屋さんと敦司くんも気になる。続きがあったら読みたいなあ。2011/02/05
みきかなた@灯れ松明の火
6
タイトルと表紙絵にだまされたわ〜泣けるわ〜。次女のみゆうちゃんののんびりした性格でほのぼの路線かと思いきや、切ない話の連続だった。長女の朝美ちゃん美少女なのに石ころ集めたり変わった子って思ったが情の深い子だなあ。お母さんも仕事と家事の両立で倒れないでね。とても心が温かくなる泣ける話でした。2018/01/29
冬蔵
4
大阪の小学校に通う4年の朝美、2年の弥侑、まだ小さい穂高、それからカーテン工場に勤めるお母ちゃん。この家族を中心に描かれるお話。「ルール破んのは勝手やけど、うちのチビらにボール当てたら許さへんから」 名残惜しく思いながら、本を閉じた作品でした。もっと読んでいたいなあ。家族のその後は作者さんも描きたいらしいので、期待していますw 個人的に居酒屋のサワちゃんの話も読みたいですが(笑 天堂さんの作品もっと読みたいなあ。2012/07/30
てぃる
3
「そして、晴れになる」のあとがきに「あの家族を描こう」的なことを書いていたからなんのことだろうと探してみたらコレだった。あったまる。金やないんやでっていう思いが伝わってくる。それにしてもこの人の作品は離婚をテーマにしたようなのが多いなあとも感じた。元野球選手のあの子のその後が見たい。2013/03/21