感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
エンブレムT
103
いろいろなことが時と共に変わっていくのは当然のことだけれど、変化というものには戸惑いが伴うものだ。思い入れが強く、大切なものになるほど特に。小学生になったりん。目と手が離れたところに子供の世界が広がっていくのは、保護者としては嬉しくもあり寂しくもある。記念樹のエピソードは心に響きました。“変わることはイヤなことばかりじゃないのかもしれない”大吉のように物事をとらえることの出来る大人は素敵だな。彼のブレのない真っ当さ、真っ当であろうとする姿勢は、手を伸ばせば届く等身大の理想像として私の目には映っています。2013/04/18
ヒロ@いつも心に太陽を!
61
生まれた時に記念で木を植えるっていいよねぇ。私にはそんな木ないけど(そもそも引っ越しが多いから無理)従妹弟たちにはあるんだよね。いつか生まれてくる子供には何かその子ことだけを想って植えたんだよっていう木を植えたいな(*^∨^*)♪それにしてもマサコさん、本当に何考えてるのかよくわかんない・・・。2012/01/02
匠
59
小学校に入学したりん。コウキ君との初登校が可笑しかった。コウキ君との対比で、りんがどれだけしっかりしているかがわかると同時に、きっといろんなこと我慢しているような気もしてせつない。なのでたまに見せる甘えやワガママ、無垢な笑顔にホッとする。ダイキチはりんを育てながら、りんからも保護者として育てられていっている感じ。今まで知らなかった子どもの世界、女の子のこと、何よりもかけがえのない時間に気づき始めている彼。金木犀のエピソードがすごく良かった。2013/03/18
七色一味
36
いろいろなものを飲み込んだ何気ない日常が、じわじわと染みこんでくる感じ。良い悪いは別にして、正子には彼女なりの、自らをかけた信念があっての決断があったんだな、と。彼女の中でも何かが変わる、きっと何かが変わる、そんなエピソードでした。☆りんとコウキのお母さんとが台所で並ぶ姿、その姿が、この先ずっと見られるようになるといいのに…。2014/11/19
ぺぱごじら
36
りんの成長が加速度ついて早まったような気がするが、子供ってそういうものなんでしょうね。うまく話せないからといって考えていない訳ではない、ということです。記念樹の話はいいなあ、と(笑)。それにしても庭付きの家はいいなあ。2011/07/31