ゲルダ―キャパが愛した女性写真家の生涯

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ゲルダ―キャパが愛した女性写真家の生涯

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  • サイズ B6判/ページ数 457p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784396650551
  • NDC分類 740.234
  • Cコード C0023

内容説明

あの「崩れ落ちる兵士」を撮ったのは、彼女かもしれない。ナチスから逃れ、パリに渡り、戦場に散った“もうひとりのキャパ”。その短くも壮絶な一生をたどる。伝説の女性戦場カメラマンの肖像、初の日本語訳。

目次

序章 ゲルダを探して
1 迫害―ドイツ時代 1870‐1933
2 めぐり逢い―フランス時代 1933‐1936
3 戦場へ―スペイン時代1 1936‐1937
4 最期―スペイン時代2 1937
5 その後のゲルダ―1937‐現在

著者等紹介

シャーバー,イルメ[シャーバー,イルメ] [Schaber,Irme]
1956年生まれ。ドイツの歴史学者、作家、およびキュレーター。90年よりテュービンゲン大学でゲルダ・タローの研究を始める。94年、ゲルダの最初の評伝『ゲルダ・タロー』を刊行、各国で翻訳される。ニューヨークの国際写真センター(ICP)で開かれたゲルダ・タロー回顧展ではゲストキュレーターを務めた

高田ゆみ子[タカダユミコ]
1956年、大阪府生まれ。東京外国語大学ドイツ語学科卒業。東京大学大学院比較文学比較文化修士課程修了

沢木耕太郎[サワキコウタロウ]
1947年、東京都生まれ。横浜国立大学卒業。79年、『テロルの決算』で大宅壮一ノンフィクション賞、82年、『一瞬の夏』で新田次郎文学賞、85年、『バーボン・ストリート』で講談社エッセイ賞、2003年に菊池寛賞、06年、『凍』で講談社ノンフィクション賞を受賞。「崩れ落ちる兵士」の真実に迫った『キャパの十字架』(文藝春秋)は2013年に司馬遼太郎賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぐうぐう

27
3年前、横浜美術館で開催された『ロバート・キャパ/ゲルダ・タロー 二人の写真家』展を観た際、ある意味、キャパの写真以上にゲルダの撮った写真に胸を震わされた。戦場にドラマ性を見出そうとするキャパの写真に対し、ゲルダのそれは、戦場の非情さをただただ写し取っていた。本書は、キャパという有名すぎる人物のパートナーであったがゆえに、正当に評価されることのなかったゲルダの生涯とその写真にスポットライトを当てることを目的としている。(つづく)2016/01/28

たまきら

22
才能ある女性は多い。けれど、男性の陰に隠れてしまうことが多くて本当にもったいないなあ・・・の典型がなんとキャパにもあてはまったんですねえ。知らなかった。奔放で、一途で、有能で、美しくて。こりゃあ多くの男性がひれ伏したろうなあ。ビッチっぷりまで魅力的。えっこの写真もこの写真も彼女なの!?と驚きつつあっという間に読んでしまった。有名なキャパのポートレートはいつも愛がこもってるなあ・・・と思ってたけど、彼女が撮影してたんだなあ。信念と添い遂げた強い女子に脱帽。2017/06/26

Toshi

12
著者イルメ・シャーバーの執念が、これまでロバート・キャパのパートナーとして、助演女優的扱いを受けてきたゲルダ・タローに光を当て、沢木耕太郎氏と訳者高田ゆみ子氏の情熱がこの日本語版を可能にした。タローのユダヤ人としての出自から、反ナチ・左派運動への参加、キャパとの出会い、スペイン内乱、その最期、そして死後の評価を、膨大な取材により発掘していく。ただ、原著の問題ではあるが、登場人物がやたら多く、読みながらつっかえた。もう少し整理してほしかった。巻末に沢木氏による「旅するゲルダ」を掲載。2020/12/28

Koki Miyachi

11
かなり久し振りの長編のノンフィクション。ロバート・キャパが愛した女性ゲルダ・タローの生涯。キャパの相手として語られることが多いゲルダを、ゲルダの立場から生涯を紐解いたおそらく初の著作だ。ユダヤの出自を背負いながらも、美しくしなやかに、天真爛漫に明るく、周囲の人たちにいつも愛された女性。キャパに愛され、戦場の女性写真家として当時高い評価を得ながらも時代の中に埋もれていった経緯が、新たに発見された資料をもとに再構成されている。これを機会に正当な評価がなされることを願わずにはいられない。2016/03/07

ポン

7
解説 沢木耕太郎さん。『旅するゲルダ』 これが読みたくて手にとりました。キャパから始まり、ゲルダにたどり着く。歴史的事実が変化していく様子を感じます2016/03/27

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