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かわうそ―お江戸恋語り。

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  • サイズ B6判/ページ数 334p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784396634438
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

次ぐ死。危険な香りを纏う謎の男。許されぬ恋。

そんなに一途になっちゃあいけねえよ。

こんなに苦しいのに、想わずにはいられない--
少女が大人の女性へ変わっていく季節を鮮烈に描く!

人を想うことは罪ですか--
本所深川六間堀町の太物問屋『あたご屋』の一人娘お八重は十七歳。母は亡く
したものの、父の重蔵と祖母の久利、伯母のお竹に加え、お付きとなった十六
歳の女中・おちかに囲まれ、幸せな日々を送っていた。だがある日、??川獺??
と名乗る男に出逢った瞬間から人生が一変する。初めての恋に落ちたのだ。そ
してその日から、人生の日向しか知らなかったお八重の周りには、謎が、死が、
災厄が忍び寄ってきた……

【著者紹介】
1954年、岡山県生まれ。青山学院大学卒業後、小学校講師を経て、1991年に『ほたる館物語』で作家デビュー。その後、『バッテリー』及びその続編で、第35回野間児童文芸賞、日本児童文学者協会賞、第54回小学館児童出版文化賞を受賞。2011年には『たまゆら』で、第18回島清恋愛文学賞を受賞した。児童文学からヤングアダルト、一般小説、ミステリー、SF、時代小説など、幅広いジャンルの第一線で活躍し続けている。

内容説明

本所深川六間堀町の太物問屋『あたご屋』の一人娘お八重は十七歳。母は亡くしたものの、父の重蔵と祖母の久利、伯母のお竹に加え、お付きとなった十六歳の女中・おちかに囲まれ、幸せな日々を送っていた。だかある日、“川獺”と名乗る男に出逢った瞬間から人生が一変する。初めての恋に落ちたのだ。そしてその日から、人生の日向しか知らなかったお八重の周りには、謎が、死が、災厄が忍び寄ってきた…。少女が大人の女性へ変わっていく季節を鮮烈に描く!

著者等紹介

あさのあつこ[アサノアツコ]
1954年、岡山県生まれ。青山学院大学卒業後、小学校講師を経て、1991年に『ほたる館物語』で作家デビュー。その後、『バッテリー』及びその続編で、第35回野間児童文芸賞、第39回日本児童文学者協会賞、第54回小学館児童出版文化賞を受賞。2011年には『たまゆら』で、第18回島清恋愛文学賞を受賞した。児童文学からヤングアダルト、一般小説、ミステリー、SF、時代小説など、幅広いジャンルの第一線で活躍し続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ナイスネイチャ

133
図書館本。時代恋愛小説かと思いきや、後半から推理小説になりました。すらすら読めて単純に面白かったです。ただもう少しおちかの目線があっても良かったのかなと。シリーズ化するのかな?2014/11/16

ゆみねこ

66
幸せな日々を送っていたお八重は、悪い男の手から救ってくれた男「川獺」に心を奪われる。陰惨な押し込み強盗を働く「川獺の政次」と恋する男「川獺」は同じ人物なのか?お八重の一途な心とそれを守り抜くおちか。読みやすい文章なのであっという間に読了、面白かったです。2016/04/26

nyanco

55
跡取り娘として大切に育てられたお八重、そろそろ縁談話が持ち込まれようとしていたその時…川獺と名乗る男と出会い、心惹かれてしまう。定番ネタではあるのですが、あさのさんらしく読ませてくれます。お八重も良い子だし、お付きの女中・おちかのキャラがまたとても良い。お八重と年も近く共感する部分も多くある、しかし主従の関係を忘れることはない。自分の氏名はお八重を守ること、八重の川獺への思いも頭ごなしに否定するのではなく、八重の心に寄り添おうとうする。 この作品の一番の良さはおちかだったように思う。続→ 2014/10/07

ともくん

42
十七歳。 冷たくて甘酸っぱい。 恥かしくて、厄介で、淋しくて、うきうきして… 自分で自分の心が掴めない。 そんなお八重が、恋に落ちた。 相手の名は、川獺。 恋に溺れ、どこまでも深い闇に堕ちてしまうのだろうか。 果たして、闇に堕ちたのは、お八重なのか、川獺なのか…2023/05/03

パフちゃん@かのん変更

41
面白かった。恋物語+ミステリー。ハッピーエンドで良かった。主人公のお八重もいいが、女中のおちかがとてもいい。2018/09/14

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