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戦争と革命と暴力―平和なき時代の世界地図

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  • サイズ B6判/ページ数 203p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784396615376
  • NDC分類 304
  • Cコード C0030

出版社内容情報

戦後史を俯瞰しながら、日本と世界の「現在」と「これから」を読み解く。宮崎氏は裏社会に精通する作家として、佐藤氏はインテリジェンスの専門家として「戦争」「革命」「暴力」をキーワードに対論する。

内容説明

「イスラム国」の殲滅戦は「革マルVS中核」に通じる!核兵器が拡散してゆく世界を生きる私たちは、今こそ暴力革命の歴史を知らなければならない。

目次

1 世界革命か、世界戦争か―イスラムの動乱から予見される「核兵器の時代」というシナリオ(日本は「戦争」に加担してきた;2015年の世界情勢をどう読むか;ウクライナ問題で浮上する「イスラム国」 ほか)
2 戦後日本の革命前夜―占領期から東西冷戦 共産党と新左翼の“暴力革命”を読む(目的としての世界革命;旧ソ連と「イスラム国」の共通点とは;生きている世界革命論 ほか)
3 もう一つの革命―バブルが変容させた日本は、これからどこへ向かうのか(バブルの日本、映画館跡地の地上げに向かう;アベノミクスと土地バブルの共通点;紙袋に現金1億円 ほか)

著者等紹介

宮崎学[ミヤザキマナブ]
1945年、京都府生まれ。早稲田大学中退。早稲田大学在学中は学生運動に没頭し、共産党系ゲバルト部隊隊長として名を馳せる。週刊誌記者を経て実家の建築解体業を継ぐが倒産。半生を綴った『突破者』で衝撃デビューを果たし、以後旺盛な執筆・言論活動を続ける

佐藤優[サトウマサル]
作家、元外務省主任分析官。1960年、東京都生まれ。同志社大学大学院神学研究科修了後、85年、外務省入省。在英日本国大使館、在ロシア連邦日本国大使館勤務等を経て、本省国際情報局分析第一課主任分析官として対ロシア外交の最前線で活躍。2002年、背任と偽計業務妨害罪で逮捕・起訴され、512日間勾留される。09年に最高裁で上告棄却、執行猶予付有罪確定。13年6月に執行猶予期間満了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Mirror

9
またISの報道が再度学び直し2021/08/14

Z

3
民青の活動家から、土地の転売屋に移った者と、学生時代、マルクスを読み込んだ元官僚との刺激的な退団。現在の世界情勢分析と、学生運動期を振り替えるという二本柱。その繋ぎの役割を果たしてあるのが、シーア派、スンニ派の対立を、内ゲバと類比的に見るという視点。傍目からは同じ〰なのにと思うが、セクトの対立は、古典的な殲滅戦になる。サウジアラビアとイランの国交断絶という事態の後に、非常に新鮮な視点だった。日本に革命に一番近づいた日は、ghqに停止させられた2.1ゼネストの時。後の学生運動にたいしては、ソ連の軍事力をあて2016/01/15

Happy Like a Honeybee

3
イスラム国と革マル、中核のアナロジー。 大学の自治会費を誰が掌握するかが重要になると。 中東からISへの核分散の危険性。オバマ外交の失敗とプーチンの振る舞いについて再考する一冊。2015/11/03

じゅんじゅん

2
革マルvs中核の内ゲバとISとイランを含む他の(シーア派)イスラム教の国々と党派闘争が相似関係にあるとの考察。イランが核を持つことをアメリカが認めてしまったためにこれから世界中に核が拡散してしまうことの警鐘。佐藤氏のほかの著作と重なる内容が多かった。2015/11/05

Satoshi

1
○ ウクライナ情勢とイスラム国がつながる予測やイスラム世界革命、国内での共産党による革命のお話。2015/10/12

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