感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
兵衛介
6
これは凄い本。途中から一気読みしてしまった。内モンゴル工作のことは知っていたが大日本帝国が東トルキスタンにまで手を伸ばしていたとは。戦前日本のインテリジェンスの一端を垣間見た。イスラームと戦前日本の関わりについて未知の事柄ばかりだった。著者の史料渉猟の苦労が偲ばれる。2010/05/02
寅次郎
3
やはり再読したかいがある1冊でした2020/12/08
せんたろ
3
これが「もし」実現していたなら、ウイグル・チベット・モンゴルの未来は大きく変わっていたんだろうな・・。2020/01/24
ゆまち
3
ユーラシア大陸のど真ん中にソビエトと中国を分断する形で親日反共国家を次々と樹立させようという、帝国陸軍の非常に気宇壮大な野望というかロマンについて書かれた本。アフガニスタンまで繋げて枢軸国の制空権を確保するという発想には正直身震いした。2010/09/01
しぶりん
2
戦前のことは全て悪かったかのような論調が多いですが、親日国家を樹立せんがために、インテリジェンスを駆使し、対ソ、対中戦略に奔走した男たちがいたことを日本人として忘れてはならないですね。2015/08/10